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  2000年09月26日(火)   A Clever Little Girl Like Lotta / 「ロッタちゃんと赤い自転車」  

「ロッタちゃんと赤い自転車」
春、これと「ロッタちゃんはじめてのおつかい」を見た。
幸いなことに、「赤い自転車」のほうから見たので、
幼いロッタちゃんの方から順番に見たことになる。
日本での公開は「はじめてのおつかい」の方が先で、
どちらがどちらの続編ということはないとしているが、
「赤い自転車」のロッタちゃんの方がずっと幼くて
強烈にやんちゃだった。
「赤い自転車」の方の自転車&お誕生日のエピソードを受けて、
「はじめてのおつかい」の話は進んでいる。
それにまあ、明らかに「はじめてのおつかい」のロッタちゃんは
「赤い自転車」の方と比べて成長している。
映画評とかを読むと、前作(=「はじめてのおつかい」)より、
ロッタちゃんのわがまま度はパワーアップしていると書いてある。
そりゃそうだ。だって、ずっと子どもなんだもん。

誰の中にもロッタちゃん的想い出はあるから、
自分の幼年期とオーバーラップするものがあったり、
あるいは、なかったからこそ、
ロッタちゃんの平凡にしてミラクルな毎日に惹かれるのかもしれない。
ロッタちゃんもかわいいが、何といっても北欧は美しく、
インテリアは子ども部屋であっても手抜きは無い。
それは豪華であるとか、お金がかかっているとかではなく。
むしろその逆でありながら、いたるところに
センスがあって、子ども部屋であっても、
すっきりとクールである。
ピクニックや食事、お誕生日の光景、
あらゆるところに、暮らしを楽しむヒントがあった。
おっと、ブタクマのバムセ。
私にもバムセに匹敵する相棒がいた。
「タアちゃん」という女の子のお人形。
片時も離れることは無かったのに、
引越しなどのせいで、いつともなくお別れをしてしまったが。


[ Memo ]
「ロッタちゃんと赤い自転車」
 A Clever Little Girl Like Lotta
 (Lotta pa Brakmakargatan)
監督・脚本:ヨハンナ・ハルド
原作   :アストリッド・リンドグレーン
ロッタ  :グレテ・ハヴネショルド
ミア   :リン・グロッペスタード
ヨナス  :マルティン・アンデション
ママ   :ベアトリース・イェールオース
パパ   :クラース・マルムベリィ
ベルイさん:マルグレット・ヴェイヴェルス
スコッテイ:ヴェスペン
1992年 / スウェーデン映画 / 78分


「ロッタちゃんはじめてのおつかい」
 Lotta Leaves Home  
監督・脚本    :ヨハンナ・ハルド
原作       :アストリッド・リンドグレーン
ロッタ      :グレテ・ハヴネショルド
ミア       :リン・グロッペスタード
ヨナス      :マルティン・アンデション
ママ :ベアトリース・イェールオース
パパ :クラース・マルムベリィ
ベルイさん    :マルグレット・ヴェイヴェルス
ブロムグレン夫人 :グンヴォール・ポンテーン
ブロムグレンさん :ステーン・コンググレーン
カッレ・フランソン:ピエール・リンドステット
トラック運転手  :ユーワン・ラベーウス
バシリス      :レンゾ・スピネッティ
スコッティ :ヴェスペン
1993年 / スウェーデン映画 / 86分