きれいな夢のなかで 泳いでいる気がした あなたといると いつも
やわらかい陽ざしのなかで 風に吹かれている気がした あなたといると いつでも
この世のどこかに あなたが生きている そう思うだけで つぶやくだけで
世界はとても満ち足りて それだけでいい気がした あなたを思うと いつも いつでも
ティッシュの花咲いた みずいろの空を仰ぎ あなたがゆっくりと振り返る
木蓮の白い花 ほそい枝にわさわさと 風に揺れている
あれは もくれん だよ と あのとき笑ったけれど あなたも なんだそうか と 笑ったけれど また季節はめぐって思うことは
ああ 今年もティッシュの花咲いた ああ また一年一緒に歩いてきた
|