う た う ひ と 

2003年02月22日(土) 記憶

さよならをしたのが
駅階段の
何段目だったとか

最後のデートに
着たニットの
毛玉だとか

そんな小さなことは
いつまでも覚えてるのに
あの日の痛みは
いつの間にか薄れてる

そしてまた春が巡り
わたしは恋をするだろう
ささやかな記憶が
ひとつ またひとつ
花びらのように




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あかり [MAIL]

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