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2011年01月06日(木)
昨年のCD売上げランキングで、AKB48と嵐の2組が ベスト10を独占するという異常事態が生じた。 そのニュースを見た時はスルーしていたが、そのカラクリを知ると、 これは実売数は実売数でも、中身のない実売数であることが分かってきた。
ちなみに、下記が2010年のCDシングルのランキング。(オリコンより転載)
1位 Beginner / AKB48(954,283) 2位 ヘビーローテーション / AKB48(713,275) 3位 Troublemaker / 嵐(698,542) 4位 Monster / 嵐(696,022) 5位 ポニーテールとシュシュ / AKB48(659,959) 6位 果てない空 / 嵐(656,343) 7位 Lφve Rainbow / 嵐(620,057) 8位 チャンスの順番 / AKB48(596,769) 9位 Dear Snow / 嵐(591,207) 10位 To be free / 嵐(516,142)
AKB48ヲタは写真撮影や握手会に参加するために、同じCDを何枚も何枚も買う。 AKBのメンバーはSKEや研究生なども合わせると100人以上もいるから、 少しでも多くのメンバーの写真を撮影しようと思えば、それだけ枚数を多く買う。 熱狂的なファンともなると1人で数100枚を買う「ネ申」もいるとか。 まぁ、つまりはイベント参加の特典欲しさに 1人が大量にCDを買っている実態が浮き彫りになる。 なのでAKB48の売り上げ枚数は中身のない数字と言ってもいいだろう。
このオマケ商法でCDをリリースすれば、どんな楽曲だって確実に売れる。 オタク相手に上手い、いやオイシイ商売を考えたものだ。 しかし、オタクにはCDを無理やり買わされている意識はない。 むしろ、自ら進んで買っている。 大人買いする理由は、自分が楽しむためだけでなく、 特典を転売して商売にする者も中にいるようだし。
さすが秋元康だ。 オマケ商法には当然、批判も出ているが、ある意味で経済を活性化させている。 最初は秋元康のえげつない商法を叩くつもりで今日の日記を書き始めたのだが、 ヲタは喜んでCDを買っているわけなので、この発想は、 景気低迷の打開策のひとつのヒントになるはず。 不況にあえぐ業種はいくらでもある。 今の政権には何の期待もできないので、いっそ秋元商法で 各業界の活性化をプロデュースしてもらいたいものだね。
ところで、こんなニュースもあった。 見た瞬間「東京都、やるなぁ」と感心したよ。 でも、政治に不満のある今こそ、AKB云々より真面目に選挙は絶対に行かなきゃね。 「AKB48で投票率UP間違いナシ!?東京都知事選挙イメージキャラクターに就任!」 http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFCN0029199/index.html
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