■ MONOLOGUE ■

2002年04月21日(日)

★さらば、パジェロ。★

2月のFTRに続き「さらば」シリーズ第2弾。遠出といえばスノボぐらいしかなかった、デカイのに近所仕様の三菱パジェロを本日購入したディーラーに売ってきました。ありがとうさようなら。かっこいいけど燃費悪すぎだったぞオマエは。今度からファンカーゴで登場するのでよろしく。



2002年04月14日(日)

★フュージョン盗難車詐欺事件簿 CASE:5最終回★

深夜2時前ッ!友人が呼び鈴を押し、オレはドアの開く反対側に待機!! そして無造作にドアが開いたッ!!
ガチャンッ!! ドアの反対側にいたオレは誰が出たのかわからない。友人の顔を見ると、ニヤッ!と微笑んだ。
「お久しぶりです」居たーッ!友人も前回、現車確認時に付き添ったため斉藤の顔は憶えていた。
そしてオレがドアの向こう側へ回ると...やはりヤツだった。

軽く会釈をしたあと「どうしたんですか?」これが彼の第一声だ。
一瞬、ハトが豆鉄砲くらったような表情に見えたがいつものポーカーフェイスに戻り、口を開いた。
「なぜオレらがココへ来たかは解りますよね?」「...わかりません」ケッ!すっとぼけやがる!
事のなりゆきを説明して(説明しなくても本人が一番よくわかってるのだが)すぐに観念した。
思ったよりつっかかってこず、素直に車へと乗りこんだ。こちらも流ちょうな敬語で怒りの感情を押さえて取引へと臨んだ。何よりここが一番重要なのだ。いかに法をくぐり抜けて金+慰謝料を取り返すか。
恐喝になる発言は一切言わず、且つ後先差し障りのないように事を済ます。
深夜2時過ぎ、アイ○ルやプロ○スなどの町金融へと車を急がせたがこんな時間に開いてるはずもなく、
しょうがないのでアパートの前へと戻り、明朝8時45分AMに出てくるよう約束し家へ帰した。
車内での会話でこの件の全貌が明らかになった。もっとも、ヤツが嘘をついてなければの話だが。

この件の黒幕は斉藤がはじめに名乗っていた「夏川」だった。警察に見せられた写真も恐らく「夏川」だろう。
この人物は警察もチェックしていたらしく、他にも被害者がいるようだ。
あのフュージョンは夏川が斉藤に売るよう頼まれた物だったらしい。
まー、金さえ戻ってくりゃどーでもいいことなんだが。朝まで車内で寝ることにした。フロントガラスから見える学校から咲いている夜桜がキレイだった。使う必要のなくなったインスタントカメラで一枚撮った。な〜んてコジャレた事をいっている余裕ではない。ヤツの言動は何事も信じてはならない。
こうしている間にもヤツは仲間と連絡をとって何か策を練っているのかもしれない。部屋に帰したのは誤算だったか!?警戒が必要だと対策を練るかと思ったその時、友人を見ると...爆睡中だった。

早朝8時45分AM。10分遅れで斉藤がでてきた。これまた素直にでてきた。これまでに想像していたようなもめ事もなく、9時05分AM、購入代金15万と慰謝料を受け取った。斉藤をアパートまで送り友人が示談書を作成し、事なく終えた。最後の一言や挨拶もなく、俺らは東京へと帰った。計画は完璧に遂行された。
斉藤が持つオレに関するデータは全て抹消させ、後先つっかかってくるような事があれば、ヤツの手元に数百万の借用書が届くようになっている。

斉藤もある意味、夏川の被害者なのかもしれない。ヤツがオレに払った金は恐らく自腹を切る事になり、やがて警察も直に本人の前に現れるのだろう。結果としてオレには被害金より多額の金が入ったわけなのだが、正直メンドクサイのはもーイヤだ。吉良吉影のような平穏な人生で十分だ。いや、むしろそれを望む。
だが再びこのような事があれば徹底的に取り返しに行くのだろう。

その後、1カ月も過ぎた頃...
「ドゥービ〜ドゥービ〜ダダドゥ〜〜♪」今日も鼻歌交じりで1台のフュージョンが国道17号線を走っている。
そんな彼の口ずさむ曲は くるり「ワールズ・エンド・スーパーノヴァ」。
その男のフュージョンの年式は2002年登録の新車であったとか なかったとか...。

お わ り

※この話は事実を基に再構成されたフィクションです。
登場する人物・建物等の名称はすべて架空の物です。



2002年04月10日(水)

★フュージョン盗難車詐欺事件簿 CASE:4★

次の日の土曜もしくは日曜に部屋の戸を叩く予定だったが,友人が休日出勤のため来週に持ち越しに。
くそう。働きだす前に片付けたかった。だがこの一週間を無駄にする程バカじゃない。何事にもツメが大切だ。
他の友人のコネで斉藤氏の携帯番号から実家の住所・電話番号・家族構成等を調べる事にした。
そんなこんなでバタバタした平日を過ごし,仕事の終わった金曜日、友人から連絡が。例のヤツの実家の件だ。
不安を仰ぐような答えだった。名前と携帯番号は一致したものの実家の情報は出てこなかったらしい。
出てこないはずはないらしく,ひょっとしたら危険な人物かもしれないとの事。いろんな憶測が頭をよぎる。
結果論だが思い返せばなにげに無表情で口数も少ない。必要以上な会話は避けていたのかもしれない。でも騙すにはバカすぎる。こんな素人にでも足が付くやり方するだろうか?それとも何かむこうにも策があるのか?
....一瞬勢いが怯んだが,やはり「ゴーアンドテイクバックや!」だコノヤロー!
15万泣き寝入りするぐらいなら乗り込んでボコられた方がマシだー!(殺されるのはいやだけど。)

そしてッ!! 一週間ぶりに再びヤツ(斉藤)の住むアパートの前に到着!
AM1:30。友人と二人でまずアパートの周りを徘徊。明かりはついていて車もある。先週と同じ状況だ。ヤツは確実に居るだろう。どんな形で居るのか!? あの時間帯だと1人でエブナイ観てるのか?もしかしたら女と居る? それとも仲間数人と麻雀でもしてそう!?それが一番イヤだな...。2対4だと成人式を思い出す。あれは3対9か...。どんな結果が待とうともオレは突っ込むぜ!(カッコイイ〜)
そして深夜2時前ッ!友人が呼び鈴を押し、オレはドアの開く反対側に待機!! そして無造作にドアが開いたッ!!
「ロンドンブーツだ!!(嘘です。本当は言ってません)」そしてドアの向こうから覗かせた人物とはぁッ!!!! 
このあと,想像を絶する修羅場がぁ〜!!

次回,衝撃の最終回へと続く...!



2002年04月07日(日)

★フュージョン盗難車詐欺事件簿 CASE:3★

インターネッツ!! 
世界中のあらゆる情報全てを共有させ一つに繋げ、その場を動かずして瞬時に情報を手に入れる事が可能。

夏川の居場所は突き止められる。きっかけはインターネットオークション。出品することもできれば落札もできる。フュージョンを出品していた夏川の知人(代理出品だったのだ)は過去に商品を落札していた。
通常は商品を発送するため発送先の住所が必要となる。その住所を知っているのは過去に夏川の知人と取引した出品者。この出品者にコンタクトをとれば夏川の知人の住所がわかるのだ。
早速他の商品の質問欄に連絡先を書き,コンタクトをとることができた。そして夏川の知人の所在地が判明。
バイクを取りにいった場所からは少し離れたトコだ。

そいつの名は斉藤(仮名)...だがおかしい。携帯の番号が夏川氏の物と同じだった。ほほう,そういうことか。
偽物の保険証(盗んだ物か偽造した物かは不明)の名義で名乗っていたらしい。本名は斉藤。夏川ではない。
あのヤロウ!こうなったらトコトン奴の事を調べあげてやる。実際何者かわからないし短時間で盗難車を改造し売り飛ばす。タダモノのすることじゃあない。プロ集団の場合こっちの身に危険が及ぶ。
いかに身の安全を確保し,法律に触れぬよう金を取り返せるかが重要だ。こりゃ長期戦になるかもな〜。
と張り切っていた矢先,内定が決まっていた会社から電話が。「来週からきてね。」ガチャッ。ツー、ツー、
・・・え、え〜〜〜っ!?1週間。のこりわずか7日間弱!無理ッス!そんなんじゃヤツの素性は暴けないっス!
しかも単独行動は危険極まりなく,土日休みの友人を連れてくとしても実に2日しかないッ!ヨシッ!金曜日!金曜の夜にとりあえずヤツ(夏川=斉藤)の住所を下見し,土曜もしくは日曜にいきなり乗り込むッ!
これでいこう!

金曜日。AM12:30。わずか1.5h程で神奈川県某市某区に到着。さてとヤツの住所は...。
交番で道の詳細を訪ねいざ出発!
JR某駅のロータリーから車で20分。軽く丘を上がった何も無い住宅街に斉藤の住むアパートはあった。
周りは学校と畑で街灯も少なく真っ暗だ。ヤツの部屋は深夜だが明かりがついていた。表札はない。
だがここに間違いないだろう。外にはヤツの欲しがっていた黒塗装のマジェスティが置いてあった。
オレの15万で買ったのだろうか?裏にまわると駐車場になっていて,そこには見覚えのある車が...。
アイツのだ!バイクを取りにいった時,駅までこの車でオレを迎えにきたのだ!
買ってきたインスタントカメラで車体とナンバー,スモークが貼ってあったがフラッシュで車内も撮影した。何度かムカついた勢いでこのまま乗り込んでやろうとも思ったが,この夜は立ち小便(マーキングw)をして東京へと帰った。

つづく〜!



2002年04月02日(火)

★フュージョン盗難車詐欺事件簿 CASE:2★

必ずや金を取り返してやるぞバカヤロー!と心に誓ったのはいいけどドウシヨウ?とりあえずバイク売買のきっかけとなったインターネットオークションに連絡し、既に通報済の警察の対応を待った。

数日後、ドサクサ紛れにあっさりと就職も決まり、寝っ転がって夕方の再放送のドラマを観ていたそのとき!一本の電話が!警視庁盗犯捜査課の巡査長が今から来るらしい。うぁー、刑事だ〜。おまわりさんじゃなくて刑事(デカ)だ〜。ワ〜イ。と黒塗りの覆面パトにビシッとスーツで渋い刑事を想像しながら待っていたその時!
思いもよらぬ光景が!!
やってきたのはママチャリに紺ブレ、グレーのズボンでチリリンと現れたオッサンだった。
おまえかよ!メガネかよ!スポ刈りかよ!体育の先生っぽい刑事だった。数枚の人物写真を見せてきた。
「この中に夏川さんはいるかい?」夏川氏(仮名)とは犯人・取引した相手が名乗っていた名前である。
偽物の保険証の名義も夏川だった。悪そうなのはいっぱいいたが残念ながらその中に夏川の顔はなかった。
その後刑事さんはバイクの写真を2、3枚撮り、チリンチリンとママチャリで帰っていった。そして数日経過...。
案の定、警察は動かない。たかが盗難ごときで迅速に警察は動かないとは予想していたことだ。
しかし、予想外な事が2点ばかし起こった。この件で最も重要な金の事だ!
まず1つは警察は被害金に関して一切介入しない。
つまり、犯人が捕まった場合、被害金請求は犯人に弁護士を通じて示談交渉するしかないのだ。
法廷には興味はあるが訴える金も時間もない。警察を通じての返金の案は途絶えた。
そしてもう1つ。先日オークションにメール報告した返事が返ってきた。
オークションには保険があり、詐欺やトラブルの際は保険から被害金が還ってくるのだ。がしかーーーーし!
あぁッ!絶望的!お先まっくら。

Re:被害者様
残念ながら保険はおりません。あなたはルール違反です。

そう。たしかに。15万は銀行にふりこまず、手渡しで取引したのだった。金を払ったという証拠が無い...。
しかも補欠落札だったので取引した事実さえ記録されてないのだ。やばい、オレのじゅうごまんえん...。
最終手段ッ!ヤツに電話するしかない!夏川と名乗っていたあの男に!...!!
...やはり、時すでに遅し。電話はなるがヤツは出ない。非通知だと拒否、公衆電話も出ない。
全ての道は絶たれた。と思ったら大間違いだバカヤロー!最初にも書いた通りオレをカモにしたのが大間違い!
オレ様の低いIQと浅いコネクションをナメちゃいかん!まだ策はある!
社交的でないオレにはちょっと手間だったから最後まで取っておいたが仕方がない。
自分で動いて取り返すしかないのだ。

次回はついに話の佳境へ!アンタッチャブルのテーマなどを聴きながら読むともりあがるぞ!(笑)
つづく。


 < PAST  INDEX  FUTURE >


ネ羊 え [MAIL]