*黎明ノォト*

2007年11月19日(月) 準備に追われつ


準備に追われつつ、
日々が過ぎて行くのです。
毎日タスクリストとにらめっこの日々。

けれど、
ウェブサイトを作って楽しんでいたあの日々と、
なにか共通するものがあるなあ…
と、遠くを想うわたくし。

そういうのって、すっかりなくしていた。

でもそういうのが、本当は好きなのだろうなと思う。
いつも、理想とするものと自分が作り出すものとのギャップが
一向に埋められなくて、結局は妥協の一点を採り、
あとになればそれがとても露わで醜いけれど、
その一瞬はやり遂げた満足感があって。

その自己満足の数分間が、私はとても好きだ。
そうやって楽しく、乗り越えられたらいいのだけれど。



2007年11月01日(木) 意を決して、手放した。


いや、まだ手放していないのですが…
手放すことに、したとでも言うか、
それほど大層なことではありませんけれども。

以前から好きで好きで、
私が好み、憧れ、目指す世界観がそこにあると思った。
長野まゆみ氏の書。

文庫派の私は、それでもあまり多くの本を所有していませんが、
文庫本を中心に、いくつか処分することにしました。

今までに幾度か書籍処分しましたが、
決して手放さないだろうと思っていた長野氏の文庫。
今回ばかりはこれがまず選択されました。

なぜなら、あまりに多くの回数読み込んで、
自分ひとりの力で得られるぶんはすべて得てしまった。
ストーリーもすっかり覚えているから、新しい発見はない。
さすがに一字一句と言うわけには行かないけれど、
いま手にしているものの中では、
もうあまりにスタンダードになってしまったので。

もう手放しても大丈夫。

…………
と、思いながら、さいごのお別れに再読しています(笑)。
ハマっていた当時の新鮮さも綺羅きらしさもなく、
一歩引いた読み方になっている自分に年月を感じつつ。

捨てる物と捨てない物を選り分けます。
うーん、ちょっとした後ろめたさを背負いながら。


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那音 [MAIL]

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