自分のことは棚に上げといて・・・
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2008年07月27日(日) 映画「ドラゴン・キングダム」

>http://dragon-kingdom.jp/index2.html

謀略によって如意棒を奪われ、石化してしまった孫悟空。
偶然その如意棒を手に入れた主人公は、遥かなる旅の末やっとの思いで彼の手元にそれを届ける。

500年ぶりに主の下へ戻った如意棒と、石化から解き放たれた孫悟空の大活躍がはじまる?









答え:それほど活躍しない。


いや、ジャッキーの酔拳が見られただけでも満足しとくべきなんだろうね。
アメリカ映画らしい大味な設定というか、とりあえず、ジャッキーとジェットリーだしとけば何とかなるだろう的なカンフー映画でした。

最初と最後と、いやそれは設定としてどうだろうという「トンデモ」なかんじでしたが「良い話でした」という感じでまとめあげた強引さはそれなりに評価できるとは思う(苦笑)


2008年07月26日(土) 映画「カンフー・パンダ」

30年前に実は香港で実写映画化されていた作品・・・といわれても信じてしまえるような内容でした(苦笑)
各カンフーの使い手の得意技に合わせて擬獣化させて、アニメーション化した、みたいな感じ。


実際にジャッキーが声の出演しているし。
あの時代にありがちな敵役の設定とか、腹を抱えて笑うというよりは顔面神経がピクピクとするような微妙なオヤジギャグとか、あっというまに強くなる主人公とか、リスペクトというかオマージュというか、そんな感じの作品。
師匠が死なないのは子供向けだからなのかと、思ったりしましたが。
(香港映画だったら絶対に死んでる・・・)

ラーメン屋のオヤジがラーメンスープが身体に流れているといったり、パンダのオヤジが鳥だけど特に本編では触れられないとか、あの時代の香港映画が好きな人にはどう見えるのだろう。


そうそう、どうせならエンディングは縦長映像でNG集を流せばよかったに、と思った私は、香港映画はジャッキーの作品とミスターBOOくらいしか見ていない人だったりする。


2008年07月20日(日) 映画「百万円と苦虫女」

『自分探しみたいなことですか?』

『いや、むしろ探したくないんです。探さなくたって、嫌でもここにいますから。逃げてるんです』

『じゃ、また百万円貯まったら、ここ出て行くんですか?』


『シャバダバ、シャバダバ〜』と『やっとけばよかった・・・』
という言葉が胸に突き刺さる(苦笑)

「百万円」をキーワードに「実家」「海」「山」「ちょっと都会」を渡り歩く主人公を通し、生きていくってけっこうしんどい、っという結論に行き着いちゃう可能性が結構高いお話し。

出せなかった手紙とか、鬱なラストでへこまされた。
でも主人公が女性だったのでラストについては、まぁそこそこショックは和らげて受け止めたけど・・・。

百万円貯まったら、街を出て行くという行動を続けている主人公を引き止める為に彼女と恋仲になった男子学生がとった行動が、ヲイラが想像した方法とまったく同じだった。

結構凹んだ(いろんな意味で)


主役が蒼井優ということで個人的に評価に補正入ってますけど、良い映画だったと思います。


2008年07月19日(土) 映画「クライマーズ・ハイ」

社長の白河のダメさかげんあてられた・・・。
あとは、等々力がどうしても某相棒のラムネに見えて仕方がなかったとか(苦笑)

モチーフをあの日航機事故に置いてはいるけど、一応は「フィクション」という範疇にはいるのかな?

事故を介して見えてくる人のエゴとか、名誉欲とか、死生観とか。

でも、一番心に響いたのは引用された、あの事故でなくなった方の『遺書』だった、ってのはまぁ重みの違いということかしら。


あ、土合駅には萌えたけど。


2008年07月18日(金) 映画「崖の上のポニョ」


本気か宮崎?
ハウルの時もその傾向強かった気がしていたけど、彼はいつのまに宗教家になったのだろう?

夏休みということでお子さまたちも沢山いたけど…。
ヘドロとゴミにまみれた近海で漁をする船とか、藤原拓海並みに軽自動車を運転する山口智子とか…。

人魚姫は王子様に会うために嵐を引き起こした。
水没した街から笑顔で避難していく人たち。
観音さまのお導きで、無事人間に生まれかわった人魚とか、その場にたちあったことでご加護をうけ、あら不思議車椅子生活からかけっこができるぐらいに健康になった老人たち…。


『ファンタジーだね』とだけ言って両目つぶっちまおう。


2008年07月13日(日) 映画「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」

第一作よりはこなれた感じのエンターテイメント作品に仕上がっていると思います。

シリーズ化してもそこそこの数字は取れるでしょう。
何より神キャスティングが効いている。
一部には話題性の為のキャストもいるとは思うけど、それを含めても上手く考えられていると思う。
この辺はフジが絡んでいるからこそなのかな・・・。

映画としてよい作品か?
といわれると、正直微妙だけど(苦笑)
往年の2時間テレビドラマ(月曜ドラマランド)としての方向性を持ったつくりかと思う。


様々な生地をパッチワークして、一枚の不恰好な風呂敷を作ったようなイメージ。
各々の生地は良い物を使用しているのだろうけれど、風呂敷としてみたときには不恰好で、所々のほころびから細かなものは流れ落ちてしまうけれど、大きなものを包んで運ぶという用途としては一応の役にはたっている。

細分化されたシーンにおいては、最低限のお約束を踏みつつ、キャラクターの魅力を引き出す努力をしている。
ただ大きな流れでながめたときに、とてつもなく不恰好で整合性が取れてなくて、色々な矛盾点や投げっぱなしなエピソードが散見される。

ショートストーリーをまさにつぎはぎして作った作品だと思う。

・オープニングのあれは「墓場鬼太郎」を見ていないと意味不明。
・母親の話はネタフリとしてはどうなんだろう?
・幽霊族の滅亡の件を鬼太郎が知らずにいるというのはちょっと無理があるように思う。
・マーチングバンドの練習ってあんな感じなの?
 リーダー役の子とやり取りとか、なんか伏線があるのかと思って邪推したけど・・・。
・インド映画の影響はまだ残っているようだ。
・どうみても、あのシーンで猫娘死んでるよね。
・夜叉の存在意義は?
・いいぞしょこたん、もっとやれ。
・星野亜希の谷間はいいものだ。
・大泉洋、はまり役だが先日見た日テレドラマで感動したオレの涙を返せ(笑)
・冥界から魂を連れ出して、誤解を解くという展開は何かで見たような気がする。

・ラストシーン後、鬼太郎はどうやって妖怪ハウスに帰ったんだろう?
 

でも、良いエンターテイメント作品だと思います。


舞台探訪視点での補足。
・楓の通う高校は江ノ電「鎌倉高校前駅」だけど、高校は内地。
・地下秘密基地、物語上は富士の樹海だけど、宇都宮フィルムコミッションの協力とかあるし、何よりあのロケーションは「大谷石地下採掘場」以外にありえないと思う。


川崎ゆう |HomePage

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