もう愛だとか 恋だとかむずかしく言わないで・・・...川崎 憂

 

 

ズッコケ3人組の珍道中 最終回 - 2006年10月17日(火)

 朝市で、知人や自分へのお土産を購入していた我々もある程度物欲に落ち着きが出て、周りの風景に目を向ける余裕もでてきました。

 するとどうでしょう(加藤みどり風)

 今まで、気に留めることのなかった街中の風景がとても素敵なものに感じられるではないですか。
 というか、普段でも見ることの出来ない風景が街のそこかしこで・・・。



 普段は「高山祭」の期間中でしか公開されないはずの山車の数々が公道に展示されてたのです。



 我々も、数々の山車をデジタルカメラにおさめながら散策を続けていました。
 
 歩きながらYさんの先導で、次に我々が訪れたのは
普段公開されることのない山車を公開している「巫女会館」
屋台会館



 ここは館内を巫女装束姿の女性が案内してくれる(らしい)という、Yさん一押しの観光スポットとのこと。

 ところが、ここで巫女の匠の姿が見当たらなくなりました。
 一体何があったんでしょう?(またも加藤みどり風)

 気がつくと会館脇の社務所のような場所でおみくじを引いているではありませんか。
 なんと雅なおすがた・・・、と思いきや、そんな匠の目線の先には巫女服の女性が。
 巫女センサーが発動しただけか(爆)

 気を取り直して、屋台会館へ入場をしようとして、ガイドマップの説明文を思い出した。

『高山祭の実物屋台を常設展示している施設』
が屋台会館とのことですが、市制70周年を記念して今現在街中で高山祭で使われる山車が展示されている今、会館の中では何が展示されているのか?

で、拡大写真


Yさん号泣!!

 涙のわけはたずねちゃいけない・・・。

 街中で山車がみれんたんだからいいじゃん。
 巫女さんにはひとりしか会えなかったけどな。


 散策を堪能した僕たちは高山陣屋近くに戻ってきていた。

 いよいよこの旅第二の目的である「飛騨牛」の堪能です。
 訪れたのは『キッチン飛騨

 やっと通された店内で、私たちに用意されたのはカウンター席。
 目の前にはオーナーシェフの河本氏が。
 注文したのは「飛騨牛ロースステーキランチ200g」
Yさんは300gを注文。
 店内にはおいしそうなワインも置かれておりましたが、車で来ている僕たちは水で十分(やせ我慢)



 おいしくいただきました。

 カウンター席ということで、シェフの調理の様子をしっかり見れる場所でした。
 シュエフの様子見れるということは、シェフからも私たちの食べる姿がよく見えるということで・・・。

 食後のコーヒーを飲んでいる時に、シェフに色々とご指摘をいただきました。
 や、いつも言われることなんですけどね。
 曰く「食べるのが早すぎる」ということから、アメリカの肥満の人の話や、健康管理についてなど色々と興味深い話を聞かせていただきました。

 食後、レジでベーコンと飛騨牛ハンバーグを購入。


 これにて今回の旅の目的はほぼ達成。
 後は富山空港経由で帰京するだけなんですが、このまま終わらないあたりがズッコケ3人組。

 高山から富山空港へのルートをどうするのか?
 で、また色々とありました。
 午前中に通った峠道は通りたくないということで、東海北陸自動車道で荘川まで戻り、そこからもう一度白川郷ICを目指していこうということになりました。

 ドライバーは酒に心引かれながら、巫女さんに酔うことも出来ずしらふで飛騨牛300gをたいらげた男、Yさん。
 まず、高速には無事到着。
 この旅のことを車中で振り返りつつも、飛行機の時間が気になる3人。

「間に合わなかったら、名古屋まで南下して食い倒れですかね?」
「レンタカー、名古屋で乗り捨てたらいくらかかるんでしょう?」

 などと、バカ話に花を咲かせていると・・・。

「荘川出口」という看板が後ろに過ぎていった。

 もしかして、わざとか?
 と思ったのですが、どうやらYさんは気付いていない様子。

『Yさん、このまま名古屋へ突入する気ですか?』

『え?』

『「荘川」過ぎましたから、このまま行けば間違いなく名古屋にいけます・・・』

 次のICで高速を降りると同時にドライバーを交代。
 Uターンして再び荘川方面へ。

 その後は無事荘川インターで降り、下道で白川郷ICへ到着。
 無事に飛行機に間に合う時間に富山に到着。

 空港近くにあったスロット店「ギガモンスター」という店名に一同『勝てなさそう』という話になったり、あの店より凄い店となると「テラモンスター」か? というヲヤジな話で旅を終えることに。

「ポケモン」ではじまり「ギガモン」で終わったズッコケ3人組の旅。

 次回こそはベストメンバーで、と思いながら筆を置く。42851


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「どぶろく祭り」の後のこと ズッコケ3人組の珍道中3 - 2006年10月16日(月)

 目を開けたとき、いつもとは違う風景があった。

 目の前にはYさんの魅惑的な太ももが(爆)

 一発で目が覚めた・・・。

 時刻は午前7時30分。

 およそ10時間以上の睡眠。
 テレビをつけてニュース番組をダラダラと見ているうちに朝食の時間になる。
 昨日と同じ広間での食事となるが、例のオジさん方が、朝の方が「いくぶん」テンションが低いらしい。
 その添書についていけないという事実にかわりはなかったけれど。

 朝食終了後、宿代を精算して出発の準備。
 うっ・・・、やはりあったのか、お祭り課税。
 まぁ想定の範囲内だったけど。

 本日の目標「キッチン飛騨」で飛騨牛のステーキを食べること。
 それ以外にどこへ行こう?

 五箇山で舞台探訪の続きをするべきか、どこかのスーパー銭湯でひと息つくか。
 最終的に高山市内早めに移動して、市内観光をしてからキッチン飛騨へ向かおうということになった。

 ルート360を使い天生峠を通って角川へ抜けるルート。

 後になって気付いたのですが、このルート現在は災害復旧の関係で通行止めになっているらしい。
 そんな情報、僕達が知るはずもなく道すがら「この先通行止め」の看板にビビリながら車を進めていった。

 どうやら、今は期間限定で一時的に開通しているらしく、無事に峠を越えることが出来た。
 もっともそれなりに厳しい山道で、宿を出る時には帰りも同じルートで白川郷に戻り、五箇山へでも・・・と思ってい予定は真っ先にカットされた。

 一日に二回も通る道じゃないよ(苦笑)

 美辞に高山市内に着いたものの、観光のメインエリア内にある駐車場は満車で駐車できず。
 仕方なく少し離れた市営駐車場に車を止め、高山陣屋までやってきた。

 で、最初に撮った写真がコレ。



 一部の人にはご存知の「指定方向外禁止311-D」

 ここまで来て「時をかける」ことになるとは思いませんでした。

 陣屋前の屋台でみたらし団子を購入し、朝市見学へ。



 地元の人達が出店する市を冷やかしたり、飛騨牛乳を飲んだり、お土産を購入したりする3人。

 そして、運命の出会い。

 通りかかったある酒屋の店先に陳列されていた酒。



 天門の雫
 同行したTさんが、すぐにこの酒を購入したのは言うまでもない(笑)





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「どぶろく祭り」のこと ズッコケ3人組の珍道中2 - 2006年10月15日(日)



 道の駅白川郷でのひとコマ。
 奥飛騨戦隊っていったい・・・。
 タカヤマンの存在自体が謎だわ。

 道の駅を出発した(逃げ出した)僕たちは白川郷へ向かいながら次の目的地をどこにするか決めかねていた。

 時間的は、早い昼食とするか、他の場所を巡るか・・・。

 昼食をとるなら「やまこし」で、と考えていた。
 や、コレも舞台探訪の一環にはなるのですが、前回白川郷に来たときに食べたお蕎麦がおいしかったので、今回も食べれたらと思っていました。

 最終的には朝飯が遅かったため、他の場所を優先し昼食はその後にしようということとなった。

 この時、店のことをきちんとガイドブックで調べていれば、先にやまこしへ向かっていたかもしれない。

 白川郷の大型駐車場へ向かうために渋滞している車の列を横目に見ながら、僕たちは車で荘川方面へ進めていった。



 某小学校・・・のモデル。
 一度現地探訪に来ている私は車で留守番。
 Yさんや、Tさんの話では某サイトでも話題に出ていた「悟史バット」も確認できたとのこと。




御母衣ダム
ロックフェラー式のダムで、建設当時は死守同盟があったそうだ。
ダム近くの記念館では荘川桜の移設に関する資料映像なども上映されていた。

 ダムを出発する前に一度宿へ連絡。

 宿は、大型駐車場の手前にあるのですが、車だけ止めてどぶろく祭り向かえないか確認しようということだったのですが・・・。

 3人とも宿の電話番号を知らなかった(爆)

 正確に言えば、私は番号だけはメモしてきていたはずなのですが、そこに架けたら全然無関係な家にかかったらしい・・・。
 その後白川郷のガイドブックに電話番号が記載されていた為、無事に連絡を取ることが出来ました。

 駐車場の確保が出来たということで、宿へ向かう前に昼食をとろうということになった。

 向かった場所は当然「蕎麦庄 やまこし

 またも渋滞する車を追い越して白川郷IC方面へ。
 「やまこし」に到着したのは午後1時。



 さて、何を食べようかと思案しながら店へ向かおうとしたところ、通路の真ん中になにやら看板が・・・。

 画像を拡大してみましょう



 で、後になって開いたガイドブックにはこんな一文が。

 「お昼のみだが手打ち蕎麦処を営業『売り切れ御免』の繁盛店」

 開店から1時間30分で、お蕎麦売り切れですか。
 前に来たときは開店直後に、1番で入店したから閉店時間のことは気にもしなかったんですよね。
 そして駐車場を出る僕らとすれ違うようにまたあらたな車が駐車場へと入っていった。

 昼食は白川郷内でとろういうことで本日の宿泊地へ。
 荷物を部屋に置き、大型駐車場脇の店で昼食。



 飛騨牛コロッケ定食

 YさんとTさんはそろって「飛騨牛」を食べてました。

 どぶろくの振舞いは「白川八幡神社」で15時から。
 まだ少し時間があるため、合掌造り民家園を見学。



 残念ながらナタではなくのこぎりです。



 魅音との待ち合わせ場所



 園崎家庭園

 まぁどこかで見た風景だよね(苦笑)


 15時となったため、綿流しへ参加する為、古手神社へ。どぶろく祭りへ


Q:どぶろくの販売は酒税法に触れませんか?

A:どぶろくを販売しているわけではありません。参拝記念の杯を購入していただいた方に無料でどぶろくをふるまうだけです。



 まぁ、法律の解釈ってのそういうもんだもの。

Q:どうぶろくの振舞いってどうやって行われるのですか?

A:口で説明しても理解してもらえるとは思えませんので、一度参加していただくことをお薦めします。


 Yさんは「夏コミのシャッター前」と言っていました。
 実状はアレよりもひどいと思う。

 なぜなら、既に酔っ払ってる人間が多数混じっているから
 また「夏コミのシャッター前」というよりは「サークル参加で入場した人間が、シャッター前の行列がどこに作られるのか、虎視眈々と狙いつつ何気なくたたずんでいる風を装う」状況が、東館美少女ゲームエリアでの開館10分後の人口密度の中で行われているとでも思ってください。




 この写真は振舞いの前に行われた、獅子舞の様子です。
 僕達が来たときにはすでに会場には人だかりが出来ており、これ以上中に入ることが出来ませんでした。

 Yさんは必死に巫女さんを探していたようですが、この儀式に巫女さんは参加していないようです。
 まぁ鍬を持って蒲団の綿を耕す儀式とかされたら、それはそれでゆうさんが萌えてしまいそうだが。

 獅子舞が行われている時、観衆はみな立ち見をしています

 が、どぶろくが振舞われる際にはゴザが用意され、そこに座ってどぶろくが振舞われるのを待つことになります。

 いままでぎゅうぎゅう詰めで立たされていた場所に座らないと、酒が飲めないのです。
 人は立っている時と、座っている時とで必要とする面積はおのずと知れているわけで・・・。

 怒号が飛び交います。

 列整理をしている消防団の人のですが。
 僕らはうまくゴザに座り込み、ふるまいの準備は万全。
 隣の列では若者と、酔ったオジさんがもめている。



 それでも振舞いが始まって20分もすれば人も減っていき、ある程度落ち着くのですが、その時は僕も結構酔ってました。

 それでも、何とか準備が整い振舞いが始まります。

 振舞ってくれるの巫女さんではありませんが・・・。
 (Yさん、残念!!)
それでも最初は地元婦人会の人と思われる、美人のおねーさんとか、昔は美人だったおねいさんとか、和服姿の熟女な方とか・・・、まぁそんなとこ。



 どぶろくの瓶
 この瓶からどぶろくを器に移して振舞われました。
 私は4杯ほど飲んだところでストップ。振舞いも後半になるとかなり境内が落ち着いてきてそこかしこで談笑に今日実観光客の姿も見られた。
 また、消防団のオジさんが振舞いをする姿も。
 その場合、注がれる量はおよそ1.3倍(笑)

 境内脇の舞台ではなにやら催し物が行われていたようですが、酔っていたので覚えていません。
 (酔ってセクハラしたおじさんの翌日の言い訳みたいだな)

 3人で境内へお参り。
 境内脇に巫女さんが居たと、興奮気味というか、興奮しながら報告してくれたゆうさん。

 奉納されている絵馬を見つけた。
 さすがに写真を撮る気にはなれなかった・・・。

 タイヤキを食べながら、酔い覚ましに村内を散策し、民宿へ。


 道の駅白川郷で見かけた、アノ人達と出会ったらどうしようと、どきどきしながら散歩をしていたのは僕だけの秘密。

 JAでソフトドリンクを購入して宿へ。
 宿について最初にやったのは布団を引くことだった。

 夕食を食べると、寝不足と、酔った勢いと、一緒に食事をした年配のおじさんたちの超オヤジギャグにあてられダウン。


 横浜ゆうさんのいびきを子守唄にして就寝。

初日終了(42755)


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「どぶろく祭り」のこと ズッコケ3人組の珍道中1 - 2006年10月14日(土)

Q:旅が計画通りすすみません、どうしてでしょう?
A:計画と呼べるような計画をたててないからでしょ!

Q:今回の旅行の計画は?
A:・どぶろく祭りにいく。
  ・高山で飛騨牛のステーキを食べる。


 それは計画ではなく、せいぜい「目的」

 まぁ、当日の集合時間と集合場所が決まったのが、前日の深夜・・・。
 と言うか、集合時間の5時間前だっていうんだから、この旅行が「計画通り」に進むと断言できる人がいるだろうか?

 いや(以下略)

 とりあえず、Yさんからの電話を受けてから4時間後。
 睡眠時間約2時間の状況で、僕は家を出発した。

 で、この旅日記の登場人物は3人。
(巫女スキー)Y
(旅先で名物を食べない人)かわさきゆう
(さすらいの吟遊詩人)T

 集合は午前6時過ぎの羽田空港。

 残念ながら、前日に出張先から帰れなくなってしまうとか、起きたら集合時間だったとか、横断歩道で足をくじいて歩けなくなっていたお年寄りを助けていて集合時間に間に合わなかった、などという心温まるエピソードもないまま3人とも無事集合。

 で、僕達が搭乗する飛行機がコレ。


ポケモンジェット・・・。

 インテリヤ○ザことYさんの権力をつかってANAのラウンジで搭乗直前までくつろいでいたズッコケ3人組。

 最初のベタなエピソード、搭乗直前にチケットを紛失したかも?
 という事態がTさんを襲う。
 探索の結果、無事チケットを見つけた僕たちは、富山空港へ。




 富山空港へ降り立った私たちは行動の足、レンタカーを借りる為空港出口のレンタカー受付口へ。

 計画はばっちりだよ、この日のためにYさんがあらかじめ車を予約をしていたのだ。
 意気揚々と「ト○タレンタカー」へむかったYさん。
 3分後、戻ってきた彼の第一声。

「かわさきさん、予約していたレンタカー会社どこでしたっけ?」

だった。

 どうやら、どこのレンタカーを予約をしたのか忘れてしまったらしい。
 困った、自分で予約をしたはずなのに。

 しかし、一度は予約の件を聞いていた私、自信を持って

「オ○ックスだろ」

と、まだ受付に社員の来ていない店の名前を告げていた。

正解は「日○レンタカー」だったんですけど・・・。

 まぁ、無事に借りられたんだからいいじゃない。

 レンタカーというアイテムを手に入れた3人組。
 Tさんは後部座席に、私は助手席に。
 そして、ドライバー席にはYさんが乗り込んだ。

 羽田を出るころには、曇っていた空も無事晴れわたり、僕たちの旅を祝福してくれているようだった。

 最初の目的地はどぶろく祭りが行われる白川郷。

 レンタカー屋を出発し、突き当りを右折。
 100メートルほど進んだところでYさんがつぶやいた。

「ところで白川郷ってどう行けばいいんですか?」

 羽田を出発して、およそ1時間30分後の出来事だった。

 「COOLになれ、Y!」

 と、声を出していたかどうかは本人の名誉の為に割愛。
 や、その時は私は私で懸案事項を抱えていた。
 レンタカーの車載ナビのリモコンが見当たらない。

 思い起こせば5分前。

 レンタカーの受付は空港で済ませてしまっていた3人組。
 レンタカーに乗り込むと、係員からの説明を何も聞くことなく出発したのだった。

 だから、コラム式の変速機、フット式のサイドブレーキ、車載ナビの使い方など、一切確認していなかったのだ。

 それでも、アレコレといじくるうちになんとか、ナビの目的地を白川郷にセットすることが出来た。
 北陸自動車道に乗ると、ひたすら目的地へ・・・。



 進む前に呉羽PAで遅めの朝食



 うわさのオムライス

 朝食後、なんの問題も起きぬまま高速ドライブが終了。
 無事に白川郷ICを下りることが出来た。

 ところで、今回おとずれる白川郷、ある方面の人には別名、雛見沢村として有名らしい。
(わざといらしい・・・)

 テレビ版「ひぐらしのなく頃に」は見ていたYさん。
 TV版と、目明し編途中まではプレイ済みのTさん。
 祭り囃子編を終了させ、一度は舞台探訪をしている私。

 あ、ちなみに私このたびの間、何度となく白川八幡神社のことを「古手神社」と言っていたのは内緒だ。

 と、いうことで白川郷ICから一番近い場所にあるモデルとなった地を訪れることに。
 道の駅白川郷に車を止め、まずは圭一ハウスへ。



 駐車場から見おろす形で写真を撮る3人。

 しかし、このとき僕たち3人は気付くべきだった、僕たちの車から少しはなれたところに止まっているあの車に・・・。


 迫りくる事態の深刻さに気付くこともなく僕たちは続いて宝物庫へ。




 無事写真を撮り終えた時、やっと僕たちは事態の深刻さに気がついた。

 いうなれば「ヒタヒタヒタ」「ピタッ」「ヒタ」
『足音がひとつ多い』といった感じ。


 駐車場へ向かおうと振り返った僕らの前に、サーバントを引き連れたマスターと撮影係がそこに居た。
 ヤバイ、目を合わせるな。俺の本能がそう告げる。
 この感じは、そう、以前この地を訪れた時に展望台付近ですれ違った3人組からも感じたあの匂いだ。
 巨大人形をもった大きなお友達と、プロ仕様のカメラを2台抱えたお連れさん。

 俺と同じ匂いがした(爆)


 目をあわせずすれ違うと、僕たちは小走りで道の駅へ戻った。
 そして駐車場の一角に、見慣れない車があった。
 というか、ある意味、ある時期ある場所では見慣れた車なのだが。
 夏と冬のお台場の駅前のロータリーや、秋葉原の路上などで見かけることのあるあの車が、ここにあった。

 イタ車が・・・。

 車には某PCゲームのキャラクターとおぼしきおねいさんーが描かれていた。
 ソフト名はあえてかけないが、まぁきっとさっきすれ違った人物の持ち物であることは間違いない。
 さて、彼らが戻る前出発だ。

 ということで、僕たちは再び車中の人となった。


 「どぶろく祭り」の話はどうなった?



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