馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2005年03月08日(火) 客席の稲葉さん

「マイケル裁判の裏で暗躍する者達」という特集がありました。

裏で暗躍……
当たり前だなあと思いました。
「マイケル裁判で暗躍する者達」で良いなあと思いました。

それだけ。

   ◆

さて1週間で3本のお芝居を観ています。
こんな時にチケット代を割り引いてくれるお友達ってのは本当にありがたい。

稲葉は1人で劇場に行く場合、基本的に後ろのほうの端の方の席に座ります。
小さい劇場なら壁にピッタリくっ付くような席を取ります。
前の方はイヤ。
中央もイヤ。
なんか落ち着かないのです。

役者さんと目が合っちゃうかもしれない。
恥ずかしいし、役者さんに申し訳ないとも思う。
自分が役者やってるときはお客さんと目が合っても平気なのにね。

後ろからの、つまり他のお客さんの視線も気になります。
もちろん彼らは稲葉を見ているわけではないんですが。
ただ、視線が稲葉の横や上を通り過ぎていく感覚がチクチクするのです。
自分が役者やってるときはお客さんの視線なんてむしろ快感なのにね。

あと、たまに「客いじり」をする劇団もありますね。
前方や通路側だとターゲットにされる確率が高まるわけです。
これがまたイヤ。
自分が役者やってるときはお客さんを平気でいじったりするのにね。

誰かと一緒に観に行った場合はいくらか平気。
でも1人で行く場合はやっぱり後ろの端っこが良い。

   ◆

新宿の3百人くらい収容できる劇場に行きました。
全席指定でした。
演出と制作が稲葉の知り合いです。
気を利かせてくれたんでしょうね。
なんと最前列。

とても恥ずかしかった。
できることならコートのフードをかぶりたかったです。
もちろん役者さんを近くで拝めるのはありがたいのですが。
最後は紙吹雪が降ってきて、稲葉もだいぶかぶりました。

さらに銃を撃つ場面が沢山ありました。
稲葉はあの「パァンッ!」っていう炸裂音が苦手なのです。
本物に近い音をスピーカーから出すにしても、爆竹程度の音が銃から出るにしても、どうしてもビクッとしちゃう。
不意打ちにしても、予定調和の上での発砲にしてもビクッとしちゃう。

だから3百人の最前列で、いつにも増して縮こまってる稲葉。
お芝居そのものはとても面白かったのです。
もう少し後ろのほうで、気持ちを楽にして観たかった。

でもね、最前列を用意してくれた。
そのこと自体はとても嬉しいしありがたいのです。

   ◆◆◆

【関連記事リンク】
2003年10月17日『お客として劇場に行くと…』


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稲葉 馨

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