馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2004年04月05日(月) 贅沢喫茶

喫茶店が好きです。
コーヒー飲んで、財布に余裕があったらべーグルなんかも添えて。
のんびりできるのが良いです。

店内BGMは静かなクラシック調のピアノ曲が良いな。
誰の何ていう曲かも分からないんだけど、メロディーが妙に残っちゃうようなピアノ曲。
そんな曲に耳を傾けながら、ぼんやりと駅前のロータリーの流れを追うのが好き。

   ◆

一度しか入ったことないけれど、鎌倉駅前の喫茶店は良かったです。
名前も知らないんだけどね。
大学のサークルで鎌倉合宿があって、集合時刻よりかなり早くに着いちゃったから周辺を散歩して。
散歩してもまだ時間があったし暑くもなってきたから(夏合宿なのです)、お店に滑り込みました。

3階建ての2階、15人も入れば満員御礼。
お客さんは稲葉のほかに地元のおじいちゃんが1人だけ。

店員はお姉さんが1人。
お客さんは2人しかいないから暇なはずなんだけど、退屈な雰囲気を感じさせないお姉さん。

BGMはピアノじゃなかったけれど、落ち着く曲であるには変わりない。
窓際の1席に陣取って鎌倉駅を見下ろします。
太陽が高くなっていよいよ暑そうです。
道行く人を眺めながら、涼しい所で素敵な曲を聴いていることがすごく贅沢に感じられます。
サークルの連中はまだ現れそうにありません。

お姉さんがアイスコーヒーを運んでくれます。
歩き疲れていたのでムチャクチャ美味しいのです。
ふーう。

これから来る後輩の1人に自分の今の状況をメールで軽く流す。
それだけやったら後はもう何もしません。
ひたすら時間までボーっとします。
少し斜めに座って下品にならない程度に足を伸ばして。
ロータリーと店内とを交互に眺めて。
これから合宿だっていう高揚を感じて。
メールの返事が来たから再返信。
静かな店内には携帯がブルブルする音がとてもうるさい。

やっと後輩を見つけて、店を出ます。
お勘定の前にトイレに行きました。
そこにかかっていたカレンダーがとてもお洒落でした。
何の画ってわけじゃないんだけど、黄色と青が鮮やかなカレンダー。

で、お勘定。
BGMに合った静かな「ありがとうございます」。
ところで、あれ?
おじいちゃんはいつの間に帰っていたんだろう。

   ◆

そんな時間がたまらなく好き。
ドトールとかスタバも好きだけど、何て名前だったっけなぁみたいな喫茶店はやっぱり捨てがたいです。

最近そんなすごし方はすっかりご無沙汰になっています。
経済的にも時間的にも余裕が無い。
そんなの嫌。


 < 過去  もくじ  未来 >


稲葉 馨

My追加