馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2004年01月17日(土) 雪の降る駅で

とうとう降りましたね、雪。
目覚めて窓見てびっくり。

いまだに「積もるかな♪」と胸躍ってしまいます。
小学生じゃないんだから。
寒いのでジャンパーを引っ込めてダッフルコート出動。
稲葉的防寒レベルが1つ上がりました。
さむひ。

   ◆

駅のホームに立って雪を眺めていました。
傘をたたんだ手が痛い。

耳元の宇多田ヒカルの音量を軽くしぼります。
ゼロにはしません。
『Automatic』が意外と合っていたから。

背景を全部ぼかして、ただひたすら雪にのみ焦点を合わせます。
風が弱く、雪はふわふわと降りてくるだけだから、時間がとってもゆっくりになります。
スローモーション。
リモコンのボタンを押せば、同じスピードで雪が今度は上っていくに違いないのです。

しばらく寒さを忘れていました。

東神奈川駅にはたくさんの路線のレールが通っています。
稲葉から数えて3本目のレールを東海道線が通過します。
雪は無抵抗ですっ飛ばされます。
寒さがまた稲葉を襲いました。
ホームの端から1歩下がりました。

寒いなあ。
はやく電車来ないかなあ。


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稲葉 馨

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