馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年01月06日(月) 生茶のおはなし

あるニュース番組でのこと。
生活苦で母子心中という大変痛ましいニュースをやっていて、女性アナウンサーも心持ち沈んだ声で原稿を読んでいました。
正月早々になあ…ってテレビを見てました。
で、その話題が終わった直後。
同じアナウンサーがエライ満面の笑みをもって「以上、報道センターからでした」って。
おいおい。
どうしても笑顔で締めたいなら最後に持ってくる話題は選ぼうよ。

少し話題は変わって…。
最近はあまり見なくなりましたが、ワイドショーの途中で流れる生CMは面白かったですね。
CMに入る直前の話題が殺人事件だとCMのお姉さんの顔も喋りも少し重いトーンから入るのね。
芸能ネタの後だと元気だったり、
皇室ネタの後だとちょっと上品だったり。

きっとVTR見ながら入りの表情とか作ってるんでしょうね。
あれはあれで、けっこうな役者さんだと思います。

   ◆

三が日、松の内も終わりました。
小泉首相は伊勢に詣で、
証券取引所では大発会が行われ、
お昼にはタモリさんが帰ってきました。
あ、みのもんたさんはまだでしたね。
きっと年末年始大忙しで疲れているんでしょう。

とにかくいよいよお正月も終わりです。
日常がゆっくりと始まりました。
正月疲れでしばらくは辛いかもしれませんね。

稲葉も昨日5日より本格的に動き始めました。
劇団プルのお稽古です。
べディックのはる殿がどれくらい太っちまってるか、密かな楽しみとしておりましたが、普通でした。
まあそれにしても、久方ぶりのお稽古はきついものがありますね。
ひとつの作品の稽古中に新年を迎えるというのは初めてのことです。

   ◆

数あるお茶飲料製品の中に「生茶」というものがあります。

稲葉はこの生茶が好きです。
おーいお茶よりも旨茶よりも。
なんか他のお茶と比べて少し上品な感じがしませんか?
ん? 稲葉だけか?

で、昨日も稽古中にのどが渇いたときのために生茶を買いました。

昨年12月から倹約のために生茶のペットボトルに家の麦茶を入れて持っていくようにしていました。
以来、生茶はおろか売られているお茶を飲んでいませんでした。

久しぶりに生茶を買って飲んだわけですが、これがもう、ことのほか美味しかったのです。
147円に本気でプチ感動してしまいました。
良いね。
うん。
良いです。

今まで飲んできた美味かった生茶ベスト3の第3位にランクインです。

ちなみに1位は2000年3月24日の生茶
当時やってたお芝居の舞台裏で飲んだ生茶です。
これが生茶との出会いで、ファンになったきっかけです。

2位は2000年7月1日の生茶
稲葉が企画長を務める上映会を翌日に控え、勝美荘殿と編集をしていたべディックルームで飲んだものです。
今は無きべディックルーム、夏には猛烈な熱気を持つ部屋でした。
勝美荘殿と2人、文字通り裸になっての作業でした。
その休憩にコンビニへ行って、買ってきたのがぎんぎんに冷えた生茶でした。
初めての企画長上映を迎えた感動と相まって、忘れられない味となっています。

   ◆

稲葉はべつにキリンの回し者ではありませんから。
でも生茶でこれだけ書いてしまう日記もたまには良いかなと。

まあ、明日からはまた、節約に入ります。
生茶ペットボトルに麦茶を入れて出かけます。

そうしたら次、また美味しい生茶に会えるかもしれませんね。


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稲葉 馨

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