馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年06月07日(金) 『のんびり日報』〜着替人形

稽古第5週、第20回。

   ◆

男優陣が授業やらなんやらで遅れて女優ばかりだったので、その間に衣裳の確認をした。

蓮殿演じる神山はすんなりOK。
あとはハンドバッグとアクセサリーをいくつか。
いかにもな、おばちゃんファッション。
にしても18のみそらでこんなもの着せられて……なあ。

ことめ殿の池島は箱殿と微妙なかぶりがあるので再考。
しかしあらためて童顔だな、ことめ殿。
髪を後ろにやると今まで見たことない顔が出てきてはじめまして。

箱殿演じる由利子はエプロン姿がとてもかあいい。
黒と白のコントラストの映えたファッション。
今日のは9割方キープで再考。
こうしていると、キャラそっちのけで、いかにこの子らを可愛くするかに頭が行ってしまう。

うん、それはとてもちがう。

谷嶋役のamp殿も遅れて衣裳チェック。
微妙にカッコよくなりきれない男の子。
これはOK。
てゆーか女優の時ほど真剣に見てなかった。

うん、それはとてもいけない。

   ◆

いつも立稽古に入る前に、台本の本読みをさせている。
ただし倍速で読ませている。
可能な限り速く速く読んでもらうのだ。
ト書きも場面転換も間も「……」もすべて無視。

毎回時間を計っているが、みなさんなかなかのスピード。

勿論、噛みや不明瞭な点は出てくるが、それでもここで重視するはスピードである。
間という間を切り捨ててリズムをボンボン刻んでほしいのさ。
噛みなどに気を使うは徐々にスピードに慣れてきてからでいい。

今は台本を見ながらであるが、行ける!と思った役者は外してやってみよう。

   ◆

チラシとチケットが完成。
このために奔走してくれた由梨殿、千里殿、ともき殿に労いを申し上げる。
チラシのために一番頑張ってくれた由梨殿と千里殿の名前がいちばん下に位置している。
縁の下のなんとやら。
ありがとう、ほんとに。

ただチケットにはミスが見つかり、その修正のため今日中の譲渡ができなかった。
明日には渡せるはずなので、全企画員で売り込みに走ろう。

企画始動前にいちど話はしたが、チケットはお金の絡むことなので質問等あらば遠慮なく申し出られたし。

   ◆

稽古後、今年度の芸祭3役たちと食事に行った。
台本参謀の信殿とmerry殿もいた。
男優2人もいた。

nuki殿と企画の話をしている☆殿をみて面食らう。
去年の芸プロの時は無邪気にはしゃいでたこの子が。
嬉しいようで切ないようでやっぱり嬉しい。

2年続けて芸祭3役がすべて女の子である。
ついでに4年続けて女芸責である。

約半年間の長丁場、頑張ってね。
面白い面子で期待してる。

   ◆

本番まであと28日。

だんだんこのカウントダウンが怖くなってきた。


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稲葉 馨

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