馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年05月23日(木) 『のんびり日報』〜差し入れ天国

稽古第3週、第10回。

平居担当/ストレッチ
稲葉担当/顔と舌のストレッチ・発声・頭を使ったコミュニケーション・ぐるぐる・本読み〜立稽古

   ◆

稽古も10回を数えるまでになった。
ワークショップからここまで、役者、特に1年生の成長は目覚ましい。
これもひとえに稲葉の……いやいや、彼女らの才と努力によるもの。

まず役者は自信を持ってね。

過信は困るが…。

その自信を胸にいよいよ本に突入していく。
自信を持てと言っておきながらなんだが、その自信を否定するようなことも時には言うかもしれない。
台本に入ったら、いよいよ稲葉も厳しくなっていく……はずだ。
稲葉は基本的にいい加減で甘すぎる男だが、芝居には妥協はしたくない。

できれば稲葉にいろいろ言われる前に、甘えは自ら切り捨ててほしいところだ。

   ◆

今日は裏方衆揃い踏み。
ともき舞台監督殿以下、一枚岩の如き結束を。

正企画員のほかに関殿と寛子殿も来てくれた。
関殿はカメラかしゃかしゃ。
稲葉は役者に向って話しつつも視界の隅の関殿をチェックし、カッコイイ顔を作ったり…。

すまん。集中する。

稲葉がたびたび「手ぶらで来んな」と言っているせいか、差し入れがすごい。
今日も演出席から後ろを見るとピクニックのように広がるお菓子とお茶と紙コップ。
いやはや言ってみるもんだ。
持ってきてくれた方々に礼を述べる。

特に海里殿、毎日毎日かたじけない。

また、aki殿と☆殿からはゼリーをもらう。
これは稲葉個人にである。

リピート。
稲葉個人にである。

そうとう喜んでいるのである。
まじなのである。
甘かったのである。

   ◆

また舞監参謀の板倉殿も来てくれた。
彼女は本企画における唯一の稲葉の同輩である。
1年生の頃から役者と舞台監督としてずっと一緒に芝居をやってきた。
ウラの事に関しては誰よりも信頼を置いている。

稽古後、池袋にて夕食をともにする。
とても大らかな女性で、安心感を与えてくれる人である。

歴戦の盟友は実に心強い。

   ◆

本番まであと43日。


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稲葉 馨

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