読書日記

2002年07月13日(土) 佐野眞一『だれが「本」を殺すのかパート2延長戦』(プレジデント社2002/05/03)を読む。

佐野眞一『だれが「本」を殺すのかパート2延長戦』(プレジデント社2002/05/03)を読む。
前作を出した以降に行なった講演・対談・座談会・インタビューをまとめて収録した本でこれも読みやすさ抜群である。350頁に及び、繰り返しも多いが一気に読むことができた。前作もそうだったようにかゆいところに手が届き文句なし。
この本の本筋のテーマとはほとんどクロスしないが、読みながら思い浮かんだことは次のようなこと。
一、東京創元社の創元推理文庫をもっと購入すべきか。最近、1000円を越える文庫本が続いているので世評の様子を見て買うかどうかの判断をしているので、買い控えが増えている。買っておかないと魅力ある創元推理文庫が消えてしまうだろうか。
二、ブックオフやブックマーケットなどの店数はあいかわず多いが、単行本や文庫本の棚が微減の傾向がある。以前に比べてはっとするような本との出会いも減ってきている。後1年もしたら各家庭で持て余したかつてのベストセラー本しかないのでは。
三、再販制についてはよくわからない。それでも再販制をやめると出版部数の少ない専門書などが今以上に出版されなくなるという意見には自分の生活とは実際には関係ないが説得力を感じる。しかし、この本を読むと疑問である。再販制を廃止すると魅力ある本屋が誕生するような気もしてくる。
四、破壊力のある本が少ないと言うがどんな本がそれにあたるのか。それは人によって異なって当然のはずだが、共通項のようなものがあるのだろうか。
五、そういえば自分に経験がある。買いたい本に限って本屋さんにない。正式に注文するとよくて二週間、長いと1か月の場合もある。最近ではないが1年以内に出た講談社文庫を注文して2か月ぐらい音沙汰なしのことがあった。
六、また思い出した。だいたい「本の雑誌」が定期購読しているのに「SFマガジン」などと一緒に届くことが多い。
七、近所の本屋では買う気が起きないが、ちゃんとした大きな本屋まで出かける暇がない。
だんだん文句と愚痴が多くなってきたのでやめる。
いろいろなことを連想させる良い本である。前作ももう一度読み返して見たいような気持ちにもなった。

今日の創元推理文庫。
アガサ・クリスティ 宇野利泰/訳『二十四羽の黒ツグミ(クリスティ短編全集��)』1966/09/30初版 1992/02/07 57版)
クリスティを主に読んでいたのはご他聞にもれず中・高生の頃なのでそのころにもう読んだかもしれない。最近またクィン氏が気になってきたので1作品のみの登場だが、買ってみた。


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