| 2002年02月12日(火) |
小林信彦「オヨヨ島の冒険」(角川文庫1974.9.30)を読み終える。 |
小林信彦「オヨヨ島の冒険」(角川文庫1974.9.30)を読み終える。表紙の絵と本文中のイラストは小林泰彦で巻末の解説は石川喬司という豪華さ。イラストは18枚もある。 絵に描いたようなご都合主義の展開と人を食った小道具やギャグの連発で一気に読ませる力を持っている(自分が一気に読めなかったのは事情がある)。 「人類は、むかしから、パイを手でぶつけ合ってきた。あのパイ投げを、予は、さらに近代化する方法を夢みてきた。」(180ページ) このオヨヨ大統領の言葉はマルクス兄弟からの引用なのだろうか。 読むべき人が読めば、いわゆる「原典」がいっぱいあるような気がするのは、気のせいか。 オヨヨ大統領に気を取られて、後藤正治の本が後回しになった。五條瑛の本と「エンプティ・チェア」も同様だ。佐野眞一も、芦辺拓も、いぬいとみこも、上野瞭も、と挙げるときりがない。 一番読みたい本を後へ後へ回して、結局読めず仕舞いであの世へ持っていくのだろうか。
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