| 2001年12月14日(金) |
小林信彦「テレビの黄金時代」「ダ・ヴィンチ」「奇跡的なカタルシス」など。 |
小林信彦「テレビの黄金時代」(第十三回萩本欽一の輝ける日々)をひさしぶりに読む。これは月刊雑誌「文藝春秋」連載中の新年号分である。たまにしか読まない雑誌をたまたま手にして開いたら、そういえば小林信彦の連載が始まっていたのだ、と思い出したのだ。 筆者がかつて萩本欽一の名前を出さずに書いたモデル小説とほとんど同じ部分もあり、懐かしく読んだ。そういえば「テレビの黄金時代」というような題名の主にクレージー・キャッツを扱った増刊号的本もあったはず。 完成した暁には小林信彦の一側面の集大成というべき重要な本になるに違いない。 「文藝春秋」のバックナンバーを探す誘惑に駆られている。 ついでに「ダ・ヴィンチ」の最新号も覗いてみた。ブック・オブ・ザ・イヤー2001、今年一番支持された本はこれ!などと言っている。「支持された」はもしかして「指示された」の間違いではないか、と思うほど何か画一的な匂いがして嫌な感じ。 もっとも「文藝春秋」も似たりよったり、かという思いもある。 村上龍「奇跡的なカタルシス(フィジカル・インテンシティ�供法廖文�文社)を気まぐれに拾い読み。「あのブラジル対アルゼンチンのようなゲームを解説する文脈を私たち日本人が持っていない」(153ページ) 小林信彦の文章を楽しんで読む世代は年々限られてくる、そんなことを連想した。
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