読書日記

2001年11月23日(金) 卓球のルールが大きく変わった

卓球のルールが大きく変わった。11点5セットでサーブは2回交代。ボールも38ミリから40ミリになった。今までの21点3セットの長編小説から読み切りに近い短編小説に突然変貌した。じっくりと腰を据えて巨視的に展開を読んでゲームを組み立てていた選手にとってはこの突然のルール変更は悲劇である。ボールが40ミリになってサーブが効きにくくなったと言われるが逆にサーブの強い者が有利でレシーブが苦手な者はますます不利になった。
ゲームの中で調子を崩した者はそのまま負ける。短期決戦では一気にスパートを掛けられることが求められる。
試合時間の短縮にはなるが、盛り上がりに欠ける試合が多くなるのではないだろうか。
接戦は当然あるだろうが重厚な味わいは減っていくに違いない。11点でのジュースと21点でのジュースによる接戦はそれまでの(長いことは長いが)過程から重みが全く違うはずである。
今日は本を読んでいないので「卓球」のことを考えてみた。
今日購入した本。
佐野眞一「渋沢家三代」(文春新書)


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