| 2001年11月08日(木) |
ベニオフ「25時」(新潮文庫)はドイルがいい。 |
ベニオフ「25時」(新潮文庫)はドイルがいい。作者のデイヴィッド・ベニオフは1970年生まれ、31歳。翻訳者の田口俊樹は1950年生まれの51歳。カバー装画の浅野隆広は、この人のことはどこにも書いてない。 始まりは主人公のモンティが、虐げられて捨てられた黒い犬を救う場面。名前のドイルもその時につく。時は4年後に飛び、モンティの家族や友人が登場し、さまざまなエピソードとともにモンティの現在が語られるが一番魅力的なのは愛犬(ピット・ブル)のドイルである。モンティ自身もドアの外でドイルが丸くなって寝ていなければ寝られないほどドイルが欠かせない存在になっているのだ。 犬が好きな人ならドイルの描写だけでも満足できるかもしれない。 今日は116ページ読んでおしまい。 時代小説をずっと読んできたせいか翻訳の文章特有の固さにとまどいを覚えたのは確かだがこれ以上の丁寧な翻訳はないはずなのでじっくりと読むつもりである。 今日購入した本。 北方謙三「風樹(日向景一郎シリーズ�機法廖平慶�文庫) 火坂雅志「西行桜」(小学館文庫) 山本周五郎「艶書」(新潮文庫)
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