xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2006年02月09日(木)

どうでもいいあぶく

 忙しい夫の代わりに本日発売のホラーゲームを買いに行く。
 これは二作目なのだが、一作目発売のときのCMはえらく恐ろしかった記憶がある。恐ろしすぎてクレームがきたとニュースになっていたくらいに、恐ろしかった。CMは単にゲーム中の画面をうまく流しているだけなのだけれど、それはつまりゲームはこれ以上に怖いということだな、と記事を読みながら思ったものだ。夫はホラーゲームをそれなりに遊ぶ方なのだが(しかも楽しく)、その夫が「これは怖い」と言ったからかなりレベルの高い作品だったのだろう。私は何を見ても怖いので、夫の背中に隠れて「どうなった?」「どうなった?」と尋ねてばかりだった(物語は気になる)。
 今回のCMはしゃれているけれどそれほど怖くなかった。前作はゲームシステムそのものが秀逸だったので、果たしてそれを越えられているのかどうか。いや、私は遊ばないけれど。遊べないけれど。


 ゲーム購入ついでに、夕飯の買い物なども済ませておく。そうして両手いっぱいに荷物を抱えて帰り道を歩いていると、頭の中はどうでもいいことが泡のように次々に浮かんでは消えていく。その泡をふいに自覚的に眺めて、ああ、私の今はこんな感じなんだなあとしみじみ思う。
 新しいことに興味をなかなか持てなくなってから、もう十年になる。でもこれは普通のことなのだろうか。他の人にもあることなのだろうか。
 たぷたぷとした水に腰まで浸かりながら、浮かび上がっては消えていくあぶくを眺めている私は。



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