カウントシープ
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2006年04月11日(火) 未来には

今日は休暇を申請して、一日だらだらとヴァイオリンを弄っていた。

朝から雨が降り続き、散歩も絶望的で、犬達に雨を見せて諦めてもらう始末。今年に入って始めての休暇で、こんな風に何かしなくてはならないことなしで過ごすのも大変悪くない。

そうはいってもヴァイオリンの練習はしなければならないが、こちらは今自分の中では、ご飯を食べることと同じくらいすることになっているので、レッスンすること自体特に抵抗ない。考えてみるとどうしてこんなにヴァイオリンが生活に入り込んできたのかな、と考えることがあるけれど、きっと複合的な理由によるものだろう。

自分で作り上げた理由として1番上にくるものは、ヴァイオリンを一生懸命にやれば癌が治る、と定義したことだ。何の根拠もないお呪いだが、癌が治る保障など何一つない中で、何かにすがって生きるならば、それは健康食品でも新興宗教でもなく、ただ魂を研ぎ澄まし真実に近づくことが、生きていく上での目標だと信じているから、
そして音楽という媒体こそは、その高みに行く肯定を他者ともっとも共有しやすいと考えているからだ。

相方がヴァイオリンをやりたいといったとき、そのときは癌とは無縁で生活していたのだけれど、ボクは「じゃあボクが絵を描いている側で弾いておくれ」と言った。未来ってどうなるものか解らない。いつかボクがバロックダンスを踊る日だって、ありえるかもしれない。


ロビン