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ひろし



 マティス

 国立西洋美術館での「マティス展」にちなんだ番組が連続してあったので、またマティスへの興味が増してきた。

 以前から、マティスの色彩とかタッチの簡略化に惹かれていたんだけど、彼の集大成とも言える南フランス、ヴァンスのロザリオ礼拝堂の内部装飾を見てやはり彼の色に対するこだわりはすごいと感じてしまった。
 その感覚は、シャガールの絵にも似ているけれど、マティスのそれはシャガールのそれよりやさしい。生きてきた世界観が違うからなんだろうけれど、これが決定的に違う。
 しかし、その放つパワーはどちらも同じくらいすさまじい。

 そして、最近見たピカソとの類似性にも興味を持った。
 全く方向性は違うけれど、造形・色を簡略化していく課程に似たものを感じるし、そもそも絵から放つパワーに同じ勢いを感じる。

 マティス、ピカソ、シャガール、今、それぞれの作家の生き方について並べて調べてみたいという気がしている。
 そして、東京で「マティス展」と「ピカソ展」を同時にやっているというこの贅沢さ。
 是非、行ってそのパワーを味わいたいというのは無理なのかなあ。。

「マティス展」於:国立西洋美術館 http://event.yomiuri.co.jp/matisse/index.html
「ピカソ展」於:東京都現代美術館
http://www.p-forme.jp/

2004年11月14日(日)
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