| 2005年01月25日(火) |
ATC派遣戦争の始まり |
今朝はいつも通り病院でスタッフのミーティングがあった のだが、ちょっと深刻な話があったので紹介する。
ハティスバーグを中心にPine Belt地帯と呼ばれる地域 でスポーツ医学のサービス(医者+ATC)を提供する病院 は2つある。一つは僕がGAとして雇われているSouthern Bone & Jointと数年前に出来たHattiesburg Clinicだ。 Hattiesburg Clinicでそのプログラムを始めた人は元々 Wesley Medical Centerという所でスポーツ医学サービス のディレクターだった人で、何故かWesleyが数年前にその サービスから撤退し、そのあおりで彼は仕方なく数人のス タッフを率いて新しくHattiesburg Clinicでプログラム を立ち上げたのだった。
ミシシッピ州の条例もあり現在はどんなに小さい学校でも フットボールの試合には最低ATCを立ち会わせるのが必須と なっている。これに伴いバスケや野球、ソフトボールなど でもVarsityと呼ばれる上級生の試合には全てATCがつく のが当たり前になっているのが現状だ。そのためATCの派遣 はどこの学校でもすでに飽和状態になっており、新規で 働かせてもらう高校を見つけるのは難しい状況だ。
ところが何を考えたかWesleyがスポーツ医学のサービスを 復活させるという。そこで用意に想像されるのがパイの 奪い合い。Wesleyに刺激されHattiesburg Clinicも営業 活動を活発化させているという。この地域では老舗である うちがこの辺りの主要な高校を全て押さえているが楽観は 出来ないという。というのは専属もしくはそれに近い形態 でATCを雇いたいと希望する高校が増えているからだ。
さて何が深刻な問題、と言うと自分が担当するPurvis高校 がもろにこの条件に当てはまることである。実はH'burg Clinic系列の病院がPurvis内にあるのだが、ぼくがそこで 仕事をしているため、選手が怪我をするとそこからは少し 遠い自分の病院に送り込んでいるからだ。これではH'burg Clinicが面白いはずがない。噂ではそこにリハビリ施設 を設け、PTとATCを割り当ててこの地域を奪取しようと 企んでいるらしい。学校側としては近くにリハビリ出来る 施設があるならば選手を授業の合間に送ることも出来るか ら便が良くなることは確かだ。
自分のボスいわく、高校側としては現在の僕の働きぶりに 満足しており(この話を聞いて実はほっとした)、また昔 から付き合いのあるこの病院との契約に不満はないとのこ と。ただ学校専属(1日中学校にはりつく)に近い形でATC を雇い、治療、リハビリから練習、試合のカバーまでして もらうことを検討しているのも事実だと言う。(これは どうやら親からの希望らしい。)こうなるとその学校に ATRがない上に、Purvisでうちの系列の病院やリハビリ 施設がないので状況は厳しくなる。この状態でどうやって H'burg Clinicからの攻勢をしのぎPurvisの牙城を守る かというのが当面の問題となるようだ。
別に僕の仕事ぶりが問題であるわけでもなく、対策は病院 側が考えるからお前は気にしなくていいと言われたが、 現在の担当は自分であり気にしないわけにはいかない。 今まで自分なりにも選手だけでなく、コーチや親をうまく 取り込み、いい関係を保てていると思う。それでもこれから はさらにコミュニケーションを大切し、総合的にうちの病院 の方がいいか吹き込み、H'burg Clinicにリプレイスされな いよう努力しようかと思う。
でもこんな所で元営業の知識と経験が生きているから、人生 に無駄はないなぁ。
よろしければクリックして投票下さい↓
 |