留学先での独り言

2004年11月19日(金) ローカルな人になりつつある自分を自覚した今日

高校フットボールでは現在プレーオフのシーズンまっさかりで
あるが、一方で早々と敗退したチームではストーブリーグが
始まっている。たかが高校フットボールと言うことなかれ、
地元の人の期待はすごく高く、負け続けているとなればコーチ
の首が飛び(実際は自ら辞表を出すらしいが、周りの声が強い
らしくそうせざる得ない状況に追い込まれるらしい)勝ち続け
ると別の大きい高校からお声がかかる。

もちろん高校の場合そのほとんどが先生だ。日本で言ったら部活
の顧問の先生と同じ立場。本職は先生、給料もそこから出ている。
しかしである。ここはアメリカも最南部、優秀なフットボールの
コーチを求めオフに争奪戦が毎年あるらしい。実際自分が担当
している高校も取れるのなら、と新しいヘッドコーチを水面下
で探していてすでに面接がなされた、という噂も流れた。たかが
高校の部活、されどフットボールである。

今晩は注目の好カード、Lumbarton vs Seminaryの試合をわざ
わざ車で40分かけて観に行った。2Aという小さな学校同士の
対戦ながらSeminaryは去年そのデビジョンで州のチャンピオン。
今年も州のランキングで1位を維持し、ここまで12戦無敗。それ
に対してLumbartonはランキング2位でここまで11勝1敗。しかし
その1敗はSeminary戦でしかも終了間際に失敗に終わったPATの
差だけなのだ。ミシシッピ州でも北部のレベルは南部のレベルに
比べて低く、プレーオフ準々決勝の今日の試合が実質のState
championship gameと言われていた。

まず試合会場のSeminaryに行ってびっくり、30分前に行ったの
に車を止める所がない。かなり離れた所に止め歩くはめに。さ
らに入るとスタジアムは人人人。左右のスタンドは一杯でゴール
裏などのフェンスの周りも3重ぐらいに人垣が出来ていて試合な
んて見れたもんじゃない。高校の試合でこんな大観衆は初めてだ。

病院の同僚が今日の試合で働いているはずなので彼と一緒に中に
入ってしまえとフィールドハウスに向かうと、また小さな学校の
くせにそれが立派なこと(校舎より立派とみた)。おまけにこの
チームのニックネームであるブルドッグの像がグランドに向かう
入り口に立てられていて、それはまるで毎試合選手の試合を見守る
ようであった。グッズも豊富に売られ、さらに父母やOB、OGがきち
んとそれを着て観戦しに来ている。州のチャンプになる所はこう
いう所からすごい、と感心してしまった。州のチャンプになり
今年もそうなると期待されているからかも知れないが。

結局うまく同僚と会え、役得で堂々とフィールドで観戦。以前
世話をしたことがあるLumbarton側にいたため全く違和感がな
く、かといって同僚がいるので仕事をする必要もなく非常に
リラックスして試合を見ることが出来た。

試合はというと非常に熱いレベルの高い試合を見せてもらった。
これなら5ドルという入場料も全く高くない。最も自分は病院の
ATCで試合のカバーをすると言ってお金を払わなかったけどね。

結果を言うと自分がいた側のLumbartonが攻守に相手を圧倒して
完勝。レギュラーシーズンでの雪辱を果たした。試合後のサイド
ライン、スタンドは歓喜に溢れ、おまけで横にいたはずの自分も
選手やコーチに近づき祝辞を言ってはたくさんの握手をしてきた。
いやぁこういう瞬間っていいもんだー。

あと2試合、両方観に行ってLumbartonが州のチャンプになるの
を見届けちゃおうかなー。でもこれやると毎回サイドラインにいる
謎のアジア人は誰?ってまた噂になっちゃうんだけど。


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