留学先での独り言

2004年10月01日(金) Derrick Nixとの立ち話

昨日そういえばCoach Derrick Nixと会った。給料の小切手
をどこでもらえるかわからず、体育会の建物にうろうろして
いたときだ。会ったのは約1年ぶりだが向こうから「よぉ」と
声をかけてくれ、握手をしてきてくれた。以前よりやせたが
がこけた感じはなかったのがよかった。

彼って誰?という人のために少し説明をすると、彼は在学
時代RBで、USMのラッシング記録を持っている人。C-USA
でも歴代2位(もし最後の数試合を欠場しなければ更新は
間違いないものとされていた)だった。NFLでも活躍でき
うる選手だった。ところが3年の時足首を捻挫し、痛み止め
のため飲んだ薬の副作用のため腎臓がやられた。それでも1年
のメディカルレッド−シャーツを経て4年次に復帰。見た目に
は完全復活したように見えたが、薬の副作用による病魔は
確実に進行していた。シーズンの途中でドクターストップ。
2つの腎臓のうち片方が完全に×、もう片方も確か10%も
機能しない状態になり、毎週人工透析をしなくてはいけな
くなった。昨年6月、お兄さん提供の腎臓を移植。元気になり
今はUSMのフットボールコーチとして活躍する毎日だ。

記事:Hattiesburg American(ここをクリック)

デ:「しばらくここに滞在するの?」
し:「USMに戻ってきたんだ。長くなるよ」
デ:「そうなんだ、じゃ今どこに住んでんの?Mark One?」
(注:以前彼と自分は同じアパート群でお隣さんだった)
し:「入りたかったんだけどいっぱいだった」
デ:「おれはまだあそこに住んでるよ」
し:「えっ、まだ住んでんの?他に住むだけのお金はもう
   もらってるだろうに」
デ:「あそこは安いけど快適だし学校から近いしね」
し:「じゃ、お金余ってるのならおごって」(二人とも笑い)

その後チームのこと、今週の試合のこと、自分が担当している
高校のフットボールの話など10分ほどだったと思うけど立ち話
をした。自分もまだほかに行く所があり、彼もどこかに行く
用事があったみたいなのでそれでじゃ、また、ということで
別れたが楽しい会話が出来た。彼は移植手術が必要と聞いたとき
一時はどうなることかと思ったが彼がこうして元気にフット
ボールに携われていると思うとうれしくなった。

それにしてもUSMは涙なくして語れない物語でコーチとスタッフ、
コミュニティー、ファンを繋いでいる。十数年前にはヘッド
コーチBowerは事故で長女をなくし、それでもけなげに休むこと
なくシーズンを過ごした。で去年にDerrick、今年は次女が
USMに進学してチアリーダーになりお母さんの跡を継いでパパ
の応援。そしてDerrickの兄、TyroneはAuburnにDefensive
Coordinaterとして大金で何度も引き抜きを受けるもここが好き
だからと拒否。(AuburnはSECという全米トップカンファレンス
に所属する強豪校)浪花節は日本だけかと思ったら、この辺りの
人々もこういうのは好きなようである。

ともあれ個人的にDerrickの人柄も好きなので、彼にはがんば
ってもらいたい。でもTEコーチって実際何やってるんだろ?
今度聞いてみよ。


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