The rainy season has set in - 2004年06月07日(月) 君のことを思い出すたびに、この腕に残る傷が妬ましくなる。 この傷さえなければ、今でも君の笑顔を見れていたんじゃないかと思うと、 また傷へカッターの刃を突き立てて、薄ら笑いを浮かべている僕がいる。 こんなことを続けているから、僕の傷は一向に癒えることはない。 いや、この愚行をやめたところで、僕の皮膚は二度と元には戻らないのかもしれない。 眠りから醒めると、ふと思うことがある。 僕がこの傷を癒したくないんじゃないんだろうかと。 この腫れあがった傷こそが僕自身じゃないんだろうかと柄にもないことを考えていたりする。 自分の象徴であるものを傷つけ、そこから流れ出てくるものを見て、 自分が少しずつ少しずつ浄化されていくような気持ちになる。 僕の中はぼわ〜としていて、確かなものは何も無いけど、 君が隣にいないのはリアルで、まさにそれが僕を苦しめる。 いつも、何事にも鈍感な僕の感覚が、こんなときばかり洗練されて、 敏感に感じている。 また雨の季節がやってきた。 僕は、君が傘に隠れて、涙を流していたことを知っているし、 降り続ける雨が、その涙をごまかしてくれたおかげで、 僕はずっと君の笑顔ばかり見ることができた。 また今年も雨の季節がやってきた。 雨が降ると僕の傷は疼きだすから、僕はこの雨が嫌いだ。 でも、君が好きだった雨を、僕も好きになれたらと思う。 そして、この腕に残る傷も、何もかも、受け入れることができたなら、 僕の中でリアルに感じることが、増えていくのかもしれない。 BGM:singin' in the rain/L'Arc〜en〜Ciel ...
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