不思議な一日 - 2001年08月17日(金) もう少しで朝が訪れようとしている、そんな時間に僕は PCの前に座って一人の女性と話をしていた。 彼女はネットから落ちてお風呂に入りメイクをし 始発の電車に乗ってある駅にむかった。 僕はなんだか理由もわからず部屋を片づけ 少し涼しげな薄暗い朝をある駅にむかった。 二人はまるでそれが当たり前かのように、 コンビニで買い物をし、僕の家にむかう。 家に着くと、おもむろにワインのコルクを開けジャズのCDをかけて、 二人は浮世離れした世界で 安いボジョレワインを飲んでみたりした。 僕はサラミをつまみに書きかけのメールを書き、 彼女はしきりに赤くなった自分の顔を見つめていた。 クーラーの効いている部屋。 そして、 カーテンを閉め電気を消し、わずかに入ってくる日の光の中で聞くジャズは 一種の異様な空間を作りだし、 睡眠をとっていなかった二人はその部屋に一つしかない布団に横になって 様々な会話をする。 恋愛観.結婚観.将来の夢.最近のこと・・・ 今思うと昔のことはほとんど話さなかった気がする。 会話してるんだけどどこか噛み合わなくてどことなくもどかしかったりした。 ちなみに二人は恋人関係ではないし、 腕枕も膝枕もキスもセックスも手を握ることすらなかった。 時間の流れはゆっくりで、たまにCDをクラシックに変えたりした。 「TVがついてないから、こんなにゆっくりに感じるのかもね」 彼女はそう言った。 どうやら僕らは行き急がされてるようだ。 太陽が西に傾きかけて、彼女はメイクをし始めた。 いずれはこの摩訶不思議な空間から現実に戻らなくてはならない。 すっかり外は真夏の様子で「今日は変だった」と言い合いながら最寄りの駅まで送り届け、 僕は彼女と来た同じ道を引き返した。 本当は僕はもうちょっとだけあのゆっくりした時間の中にいたかった。 ・・・家に着いて一人で飲んだボジョレはちょっとだけ苦かった。 ...
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