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2005年10月17日(月) ハテシナ海の青空(下)




アイシテル物語「ハテシナ海の青空」(下)が発売されました。
え〜!これからどうなるの?ってところで終わった上巻。
下巻も楽しんで読んで頂けたらうれしいな。

購入はお近くの書店又は講談社BOOK倶楽部で♪


と、宣伝も済んだ所で(笑)
私とアイシテルの話を少し。

アイシテル物語はもともとはサンリオの「いちごえほん」の連載物語から始まりました。初めての打ち合わせの席でかしわさんが話したことは次のようなことでした。

ある日、道路横の配水管の中をのぞき込んでいる男の子を見つけたかしわさんは、何が見えるんだろうと、男の子が去った後、自分も同じようにその配水管を覗いて見たんだそうです。でもかしわさんには「何も見えなかった」・・・その時思ったのは、あの男の子に見えて、自分に見えなかったもの・・・。ずっとそのことを考えているうちにアイシテル達への想いにつながったのだそうです。

きっと、あの男の子が見ていたものは、
素敵なものを見つける心。
夢を見る心。想像する心。。。

「アイシテルの頭の5つの点はね、あ・い・し・て・るってエメラルドグリーンに輝くんですよー。」とか「手はミトンみたいな形で」とか。アイシテルのことを愛おしそうに話すかしわさんの頭の中には本当にもうアイシテル達が住んでいるみたいで、すごくおかしかったのと同時にすでに柏さんの頭の中に住んでいるアイシテル達を私が描くことが出来るんだろうかと少しとまどい不安だったのも正直な思いでした。

ですので、どうアイシテル達の世界に取り組めばいいのか、自分のスタンスでいいのか、サンリオで連載していた頃も、講談社に移ってからも試行錯誤を繰り返しながら絵を描いていたような気がします。かしわさんがのぞいた配水管を私ものぞき込むような気持ちで、、、。

アイシテル達とお話ししながら、アイシテル達が描いて欲しい姿に・・・。少しずつ、少しずつ・・・。「ねえ、こんな感じかな?」なんて少しずつぼんやりと近づいてきてくれるアイシテルに聞いてみたり。。。そんなことをしている内に、ようやく私の心の中にもアイシテル達が住んでくれるようになったような気がしています。

「ねえねえ、ここはこんな風に描いてよ」
「ちょっと変じゃない?」とか
時には夢の中で私も柏さんも知らないお話を聞かせてくれたり・・・。

まだまだ、こんな風な私とアイシテル達とのやりとりは続きそうだけど、私の中にやってきたアイシテル達のように、私やかしわさんの頭の中から離れて、皆さんの心の中にも自由に動いたり話したりするアイシテル達が生きてくれたらうれしいなー。


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