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アーシュラ・K・ル・グィンの「闇の左手」とついでに同じ作者の読んでなかった新しい「ゲド戦記」シリーズの二冊「帰還」と「アースシーの風」も一気読みしてしまいました。私はお風呂の中で本を読むのがお気に入りの時間だったりするので、ちょっと涼しくなって、読書するにはとってもいい季節になってきたかな。(笑)
「闇の左手」は「ゲド戦記」より以前に書かれ、 SFなので「ゲド戦記」とは趣が異なるのですが、その中の言葉
光は暗闇の左手、 暗闇は光の右手。 生と死。 ふたつはひとつ(闇の左手)
は以下の「ゲド戦記」のはじめの詩に繋がり 全く別の物語なのですが、 この言葉に対する作者の強い思いがこの詩に込められて この2つの物語が出来ているような気がします。
ことばは沈黙に 光りは闇に 生は死の中にあるものなれ 飛翔せるタカの 虚空にこそ輝ける如くに(ゲド戦記)
ル・グィンはかなり東洋的な考えをもって作品を書いている人のようで、この作品の底辺にも上の2つの詩のように陰陽の考えがふかく関わっているような気がします、相反する2つの観念は反発し合うものではなく、調和するものだというような考え方に私自身もすごく共感したりして。。。
「闇の左手」で描かれている世界は両性具有の社会なのですが、 この本のAmazonのカスタマーレビューにあったとおり
>人が個として生まれるのは、 >個として生まれたほかの人と対立するためではなく、 >その人といつか出逢って、 >理解し合うためなんじゃないかと思った次第。 ・・・と言う言葉ににすごく納得。
男でもなく女でもなく、人としてひとりの人と向き合う、全く違うもの同士、如何に理解し合うか、人が敵と味方に分かれるのではなく両者の間にあるのは無知だということ、なんとなく書いてあること一つ一つに頷いてしまい、この物語が繰り広げられる惑星「冬」の世界に、今までの固定観念に縛られている自分自身や社会ををふと疑ってみたり、いろんな視界が広がるような、なんて書くと難しい話のようですが内容はなかなか少女漫画にもなりそうなロマンチックな雰囲気もするお話だったりして(出来れば萩尾望都さんで・・・笑)と、かなり丸印の面白いお話でした。
「ゲド戦記」については、じっくり書くと長くなりそうなのですが、 ほんの少しだけ・・・(笑) 物語として楽しく読むには最初の3巻で十分な作品だと私は思うのですが 作者がどうしてもこの二卷を長い時間をおいてでも書きたかったのは、 きっと最初の詩のとおりにすべてを 平らに納めてしまいたかったからなんだろうなぁって、、、。
なんと「ゲド戦記」はテレビドラマ化が進んでいるようで・・・ オフィシャルサイト http://www.scifi.com/earthsea/
「ハリーポッター」も本格的に読みたいし、 読みたい本が少しずつたまってきています。 秋の涼しい風に吹かれて、想像の翼を羽ばたかせ 本を読んで過ごすのはすごく楽しい♪
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