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DAY BY DAY INDEX|past|will
1月17日の朝・・・ 「大切なものはない?」そう玄関で夫に声をかけられて、家の中を見渡した。 非難のための寝袋とあたたかいジャケット、わずかな食べ物、少しだけのお金、 それから、え〜っと、え〜っと・・・・・・? 必要なものとそうでないものは確かにあるけれど・・・ 今まで描いてきた絵? 預金通帳? え〜っと? 大切なもの・・・・・? そして気がついた。 『大切なものはこの家の中には何もない・・・・・』 ぐるりと、がらくたでいっぱいの家を見渡し、「なんもない〜」 そう言って、「大切なもの」達が心配そうにして待っている方へ急いだ。 大切なものに命があること それだけで私にはじゅうぶん それ以上の幸せがあるんだろうか 1月17日の朝・・・ あの日から7年がたった。 この日をいつか忘れる日がくるんだろうか? 忘れたいような気がするけれど、忘れてはいけないような気もする。 私は幸いにも家族も友人も家も何も失わなかったけれど、 それでもあの日の記憶は鮮明だ、思い出すと息が詰まる。 今でも久しぶりに友人にあったりすると、 「あの時はどうしてたん?」という話から始まる。 普通に過ごしているけれど、みんなどこかであの日が基準になっている。 そして、まだまだ沢山ある雑草だらけの空き地を目にする度思い出す。 そうして、いちばん忘れたくないこと、 「ほんとに大切なものはそんなに多くない」ということ。
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