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| 2005年09月18日(日) 海に行った |
恋人と車に乗って海に行ってみた。![]() 雨の日の海って、みんな見たことがある? 私は海の町に育ちました。 よく県外からもサーファーが来て波乗りをするほど、有名な浜です。 普段から海の町にいるからこそ、雨の日に海を見ることなんてまったくありませんでした。 でも、中学生のある日、ふと思ったのです。 雨の降る海って、いったいどんな風に見えるのかなって。 どんな風に、っていうのは、雨粒がぽつぽつと波に落ちる様はどんな風なのかな、ってことです。 さぶーんとうねる波に雨粒がぽつぽつ降る様なんて、みんな見たことあるのかしら。 白く乾いた砂にぽちぽちと雨粒が落ちて、みるみるうちに黒く湿った砂になる様を、みんな見たことありますか。 弱い雨の降る日、私は自転車を走らせて海に行ってみた。 10分くらい走ったら海が見えてきて、浜の手前で自転車を止めて波打ち際までゆっくりと歩いた。 当たり前のことなんだけど、海はずっと向こうまで広がっていて、そのずっと向こうまで雨が降っていた。私の周りのあらゆるところに雨の雫が落ちていて、海にも浜にも私にも変わらず雨が降っていた。ぽつぽつと雨の雫が波に紛れていって、浜に染みていく波にも変わらず雨が降っていた。 ああそうか、雨は本当に平等に降り注ぐのだなあと思った。 そして、海も雨だろうが雪だろうが晴れだろうが、変わらず波を打ち続けるのだなあと思った。 そんな風景を私はずっとずっと見ていた。 そんな中学生のある日。 |
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