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| 2005年07月10日(日) 深呼吸 |
| ゆっくり丸一日一緒に過ごせたのなんて、一体いつぶりだろうと考える。 恋人とは、まったく時間が合わず、休日が同じになる日なんて、ここ最近はなかった気がする。 午後からどちらかが仕事に出かけたり、出張に出かけたり、休日出勤したり、平日の夜に会っても明日が早いからとすぐに帰ったり。 淋しかったかと聞かれれば淋しくはあったけど、忙しい毎日に淋しいな、もっと一緒にいたいな、と実感する時間がなかったというほうが、まだ言い当てている気がする。 浅い呼吸をずっと繰り返していたような気分なのだ。 酸素は吸い込めるからとくに困ったことはなかったけれど、 久しぶりにじっくり肺の奥までゆっくりと深呼吸をしたような気分なのだ。 いつ雨が降るのだろうと思いながら、傘を持たずに出かけ、スーパーに2軒行ってドラッグストアをのぞいた帰り道、大粒の雨が突然ざあざあ降ってきて、私たちは思いビニール袋をさげて走って帰った。 一生懸命走ったのに、残念ながら洋服も髪の毛もびしょ濡れで、私は玄関から爪先立ちで歩いてバスタオルを取り出した。床にポツンポツンと水溜りができている。 服を全部脱いで洗濯籠に放り投げ、バスタオルで髪の毛を拭きながら私たちは毛布に包まった。雨雲が空を覆って、まだ昼間なのに外は暗くなった。雨に負けじと太陽が雲の上から強く照って、外の風景は不気味なほど黄色のフィルターを通して見ているかのような色になる。 本当に不気味な風景だった。 私たちは、毛布に包まりベッドに横たわって、身じろぎもせずお互いの呼吸だけを聞いていた。 ただそれだけの休日。 ただそれだけの休日だけれど、深呼吸のような休日。 |
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