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| 2004年04月24日(土) 女性であること |
| どうして男の人の胸は、こんなに広いんだろう。どうしてこんなに頼もしく思えるのだろう。 男の人は、私が女である以上にいろんなものを持っていて、たとえばその屈託のない笑顔や男同士の友情や、汗まみれの体や大らかな仕草や、すべてが私にないものを持っている。 よく、「男らしさ・女らしさ」と言われるけれど、私にはどうしても「女らしさ」という入れ物が窮屈な気がしてならなかった。女の子なんだから、女性なんだから、っていろんなものを制限されて生かされてきたような気さえする。男の子同士で遊ぶ輪の中にいつも入りたくて仕方なかった。 女性同士の複雑に絡み合った関係から逃れて、男に生まれたかったと幾度思ったか知れない。 私が憧れるものはすべて、この広い胸板の中に詰まっているのだろうか。彼の胸に耳を当ててノックしてみたり唇で触れてみたりする。この中に私にはないものがたくさん詰まっているんだ。 彼の胸の上はとても心地がいい。手を思い切り伸ばさないと彼の反対側の肩が抱けないほど、それはとても広い。厚くて暖かい。とてもいい匂いがしてすべすべの肌が気持ちいい。目をつぶって頬を押し当てると彼の鼓動が聞こえる。 抱きしめられることはどうしてこんなに嬉しくて幸せなんだろう。 でもね、君が女性であるからこんな風に男の人に抱きしめてもらえるんだよ。君が女性でなく男性であれば、きっとこんな風に男性の胸で抱きしめられることなんてなかっただろうから。君が女性に生まれてきたから、今こうしていられるんだよ。 彼のその言葉によって、女性であることの新しい発見をした気がして、自分が女性で生まれてきたことを少し幸運に思った。 |
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