セキセイインコ ゴン助の精巣腫瘍闘病記録

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2002年08月14日(水) 1 セキセイインコゴン助 今日、腫瘍を確認 

今日、腫瘍を確認 2002/8/14

プロフィール

セキセイインコゴン助、7歳。執筆者の手乗り飼い鳥のこと。
今まで病気もケガも無かった。よく喋り、さえずり、なつき、
イタズラし放題の暴れインコの、うんこたれである。

日常はクーラーやヒーターも使わず室内にて(アパート)
自然の状態、温度でひなから育てて来た。人間は寒さ、暑さを
がまんしていた。

               
食餌


エサは皮付きのセキセイブレンドにベランダ栽培の
小松菜や、補助フード、ミネラル、大体一般的な物だと思う。

毎朝、同じ時刻にピタッと起きて呼ぶわ、歌うは、頭から
水に突っ込んで珍妙な水浴びをしている。
瞳、羽毛の艶、糞、どれも異常なくひっきりなしに
喰っちゃプリ、喰っちゃプリが日課だった。



異常の徴候



朝、鳴く声いつもより少ない。元気はある。瞳も変わりない。
糞が肛門周辺についている。しかし下痢状とも違った。
エサを換えるとあまり減っていない。
おかしいな、と思いつつ一見元気な姿にそのままにして家事。

一時間くらい後、様子がおかしい。喉を膨らませて吐き始めた。
吐くだけなら求愛で人にゲロゲロと、食べろ、と吐き与えようと
していたので、慣れている。



しかし、この時は声も出せず苦し気に吐き始めた。
体をふくらませ、呼吸も荒い。あげくの果てに泡を吹き始めた。
ゾッとする光景に驚きながら様子を見る。今日は盆。病院が
開いているかわからない。泡を拭き取り落ち着くのを待つ。

30分程でひとまず落ち着いた。急いで病院に駆け込む。
暑いなか、弱らぬ事を祈りながら、日傘をさし、ケージに布を
かけて運ぶ。5分程歩いて到着。




診察



問診、超音波検査をする。獣医師の顔が暗い。おもむろに
腹部後方の羽毛をかきわけて、見せられた物。

大きな腫瘍が出来ていた。

今まで全く気が付かなかった。
赤く腫れた肉塊。ゴン助の元気さに見落としていた。
手にのせるとズシリと重かったし、よくさえずる。
人の言葉もガンガン喋る。瞳も羽も肛門もきれいだった。

しかしずっと腫瘍が進行していたのだ。
知らない間に。年令は高齢ではあったが。
おまけにホルモン異常の鳥、と判明。オスだが体の
特徴がメスだと言われる。ろうまくの色が茶色である、など。


鳥屋で買った時はオスに間違いない、と当時5000円くらい
払った。正直、手乗りヒナとしては育ち過ぎた売れ残りの
感もあったが。(すでに自力で食べていた)
安い店で弱い鳥を買うよりは、高い方が安心できる。
実際病気ひとつしなかった。異常に陽気でハイテンション
な鳥だった。




しかし、今大きな腫瘍がある。寿命は8年から13年と
聞いている。過去飼ったセキセイは皆8年ピッタリで
亡くなっていた。

現実は、今老いて、腫瘍がある。
これから病院と相談しながら延命して行く。
手術は無理。明日、改めて鳥専門の獣医師の方に
見てもらう事になっている。





今日、処置した事。




帰宅してすぐ、抗生物質をスポイトで一滴、飲ませた。
一日二回。要領はヒナに食事を与えるような感じである。

食事を全くしないので(糞が出ていなかった。水のみ)
体力低下を起こさぬよう、粉末ハイカロリー餌を
水で溶きスポイトで与える。はねちらかしてこぼす。
根気良く分けて与える。


あとは室温を30度に保って静かな状態にしておいた。
吐くのは収まったまま。元気ではないが穏やかに
寝ている。じっとして体力が戻ってくれば
自分で食事できるだろう。このままそばにおいて
様子を見る。何かあれば病院に電話する事になっている。




病院代金は5000円。
フード代含む。高いか安いかはわからない。
犬しか病院に連れて行った事がないからだ。


今の所、時折気持ちよさそうに羽つくろいをしている。
どこまで生きられるかわからないが
やれるだけの事をしよう。幸い、今日明日の命ではない。


ここに記録する事でまたいつか、飼った時、参考になる事を
願う。同じミスをせぬように。ゴン助は4代目。
ずっとそっくりな黄色いセキセイを育て続けて来た。
何度も帰って来ているようで。

公開するのもどこかで、誰かのセキセイが同じような
症状などあった時、少しでも参考になれれば幸いです。

一日目

(獣医師の方の処方を元に処置をして
書いてはいますが私は、素人です。記載に間違いなど
あるかも知れない事はご了承の上ご覧下さい)


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