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2000年12月02日(土) |
cubeless* ? |
1***The ground of the beginning of Tokyo express.(東京急行の始まりの地)/t-ro side.
その電車のはじまりはたくさんあって、私は勝手にその電車のはじまりは渋谷だと思っている。 渋谷始まりの電車は二本あって、それでも名前がかわったり地下鉄が乗り込んだりで最近よく分からない。 渋谷じたいも最近はめっきり行かなくなった。たまに用事があっていったりすると(あの頃とはかわったなぁ…)なんて、まだ二十歳なのにつくづくおやじクサイことを口走ったりしている。 どんどん大きなビルが建ち始めてどんどん回りが変わってゆく…最近、なんでか分からないが急に自分だけが町の中に取り残されたような気分に落ち入ったりする。 だから、私は渋谷が嫌いなのかも知れない…あのスクランブル交差点の人の多さが…。 皆、目的地はあるのだろうけれど(そりゃ、買い物なんかに来るのだから…)そんな中でほんとに死んだ目をして歩いてる輩がいる。私はほんとにそんな輩を見ていると気持ちが悪くなってくる。 公園なんかに住みついていて、食い物を探しに行ってしまうホームレスなんかのほうがまだよっぽどましにさえ思えてきたりするのだ…。 けれど、ヤツらはやつらで嫌われてゆく。 臭いとか、汚いとか…。 自分達のほうがきっともしかしたらヤツらよりも劣っているのかも知れないのに。 そんなこと、ホームレスを観て思ったりするのは私ぐらいのものなのだろうが…。
渋谷の駅周辺には、いろいろな店が立ち並んでいる。外資系レコードストアに若者御用達のファッションビル。果ては錆びれたゲームセンターやラブホテル。最先端の新しいビルには決まってスターバックスコーヒーがテナントとしてあるのが未だに納得いかない。(渋谷にかぎらず、都心はだいたいそうだ。) 私の友達は、『スタバとユ二クロが無くなるまでは死に切れねぇ…。』と毒をさらっと吐いた。 きっと、この本をもう一回開いた時にはどっちかが火の車となって日経紙あたりに載っているとか、果ては倒産してるとか。ちょっと後々が楽しみな会社である。 そんなこと人事だからいっていられるのだが…。 でもどうして人間は人事だとこんなにもしゃあしゃあと事を抜かせるのだろう? こんなにもデカイ世界で、もちろん皆がみんな友達なんかじゃ無いし、知り合いでも無い。 あの、 あのスクランブル交差点の人。みんながみんな知り合いだとしたら東京は大混乱である。 ましてや、世界が進まないだろう。「まぁ、いいや。」みたいなあいまいが増えてしまって株式も、円ルートも進まない。 きっと、 みんながみんな知り合いじゃないからそんなこと人事として流されてしまうのかもしれない。 友達じゃないから。 そしてまた知らないうちに時が過ぎていって知らないうちにテナントが消えてゆく。 そんなこと知らずに私達はその横を過ぎてゆく。一分にも満たない会話とともに…。
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