ツッキーの戯言 人間の本性,ルーム係りは見た!
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テレビに理科室が出てた。
そして思い出した、小学生の頃。
私は大人しいいじめられっこだった。
友達も無く、いつも一人ぼっちの小学生だった。
5年生になり、掃除は理科室に決まり、
時間になると、そこに向かう。
他の生徒は適当に箒で掃き、雑巾で机を拭いたら出て行ってしまう。
遊びたいのだ。
私はというと、別に遊ぶ人も無く、教室に帰ったところで
どうせ暇なのだ。
それなら、面白いものが沢山ある、理科室に残った方が楽しい。
ふと見ると、奥にまだ一人いる。
よくみると、私と同じいじめられっこの一人だった。
彼女の他は私しかいない。
思い切って声をかけてみた。
私の手にはビーカー。
右手で持ち、左手を上に乗せ、手で蓋をしたような形で持っている。
「ちょっと来て。面白い物があるから。」
彼女は、同じいじめられっこの私だからだろうか?
安心して、笑顔で駆け寄ってきた。
彼女の目前にビーカーを出す。
そして、そっと左手を外し、彼女の顔のまん前に差し出す。
「わっ!何これ?!くっさ〜〜〜!!」
そうです。
私はビーカーをお尻にくっつけ、そこに屁をこき、閉じ込め、
手で密封し、彼女に香りのプレゼント♪をしたのです。
あくまで『いたずら』です。
でも、その後彼女は心を開いてくれて、たった一人の友達となりました。
小学生5年生にして 初めて出来た、友達です。
普通に そう言ってのけました。
懐かしい思い出です。
いまでも、ビーカーを見ると彼女を思い出します。
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