ツッキーの戯言
人間の本性,ルーム係りは見た!

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2003年12月21日(日) 恐怖の一夜。

朝、起きたら雪が積もっていた。

寒い・・・・。

朝1番に起きなきゃいけない主婦に、特別手当ください。




またまた過去の話で恐縮だが、『雪』というキーワードでまたまた

思い出してしまった。

ほとんど過去の思い出と共に生きてる私。



あれはまだ嫁にも行かず、両親ともに入院してた時の話である。

家の中には私一人。

その日は珍しく雪が積もっていた。

誰も居ない家。部屋に閉じこもり、TVを見ていた。

すると、TVの音にまじり、他の音が聞こえる。

TVの音を消音にし、じっとして音を聞く。

「スー。スー。」・・・襖を開けたり、閉めたりする音に似ている。

(ちょっと待て。この家に私ひとり。ど、どうしよう・・・)

じっとそのまま様子を伺う。

(スー。スー。ダンッ!



こ、怖いんですけど・・・・




時計を見ると、午前3時をまわっているが、あまりの怖さに

目の前のアパートに彼女と同棲してる弟1号に電話する。

「ちょっと、あんた来てくれる?この家、誰もいないはずなのに、

 襖を開けたり、閉めたりする音がするんよ・・・

 しかもさっきダンッっていった、だんって。


ビビリながら、弟を呼び、2階の窓から弟の姿を探す。

すると、この寒い雪の中、シャツとパンツだけの馬鹿な姿で走ってくる

弟、参上。

「・・・・・・・・・まぁ、馬鹿は風邪ひかないってゆーし・・・。」


2階の窓から玄関の鍵を投げ、真っ先に私の部屋に来てもらう。

「大丈夫?姉ちゃん?!どこに泥棒がおるん?!」

「いや、まずお前が怪しい。うちの彼の服でも着とれ。」

そう言って、弟の真後ろにくっつき、まず、1階をまわる。

「風呂!風呂から誰か進入したんちゃう??」

私がそう言うと、弟はガラス戸を開けながら叫ぶ。

「誰じゃ!うりゃ〜!」

しかし、誰もいない・・・。しかも窓には格子が・・。

そうだ。風呂からの進入は無理だった。

気を取り直し、キッチン、親の部屋、座敷など捜すが、どこも

鍵がかかったまま。

「おかしい・・・。」

とりあえず、2階も警戒しながら探してみる。

やはり、鍵はしまったまま。

私の部屋に戻り、弟1号と座った途端!やはり、あの怪しい音がする。

「すー。すー。」「ダンッ!」





「お化けちゃう?」

・・・弟よ。5つ下の弟よ。お姉ちゃんはね。まだ、この家に住むの。

親が帰ってくるまで、ひとりぼっちなの。わかる??

殺されたくなかったら、下手な事言うなや。

ともかく、何事もないし、弟1号は仕事なので、帰って行った。

なんとも薄情な奴だ。

怪しい音にビビリながら朝を待つ。

ふと、気がついた。今は珍しく雪が積もっている!!!

誰かが来たなら足跡が残っているはず!!!

ありとあらゆる窓から足跡を探すがやはりない。

信じたくはないが、やはりお化け?

半泣きで朝を向かえ、日が昇るとともに恐怖も薄れてきた。

やっと、眠れそうだ。

そう思ったとき!またもや「スー・・・ダンッ!」

すぐに私は窓に駆け寄り、一文字の目を出来るだけ大きく見開き

そして、その正体を見てしまった!!!






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だって、私の実家、暖かい所だから、滅多にこんな事ないんだよ〜ん。

ちなみに、この事は弟1号には言ってません。


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