埃まみれのノートブック
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2001年06月24日(日) 何故かフラッシュバック


もう、何年も経つのに。
調子が悪くなると時折、あの頃の悪夢が蘇る。

それはバラバラに壊れた何かの断片のようでもあり、
何かが集まって固まった黒い塊のようでもある。

フラッシュバック。

細かい台詞も細かい表情も、いつもはすっかり忘れて
いる筈なのに、何故かしっかりハッキリ思い出す。

あの冷たい目。侮蔑の表情。虫を見るような視線。
何もかもが鉛のように圧し掛かる。

散々蔑まれて
散々憎まれて
散々比較されて
散々馬鹿にされて

それは、今も根本的には変わらないのかも。
私は見知らぬ人の餌食になり易いようだ。
もう、こんなの慣れっこだけど。
あの頃の私だったら、到底立ち直れなかったね。
あの頃に比べれば、弱いようで随分強くなったね。
じゃなきゃ私、生きてゆけないもの。

ふふ。もう慣れっこになっちゃった。
刺すような視線。
異端者を見る視線。
侮蔑の笑い。

・・・こんなの、いつものこと。
いつものことなんだよ。

でも。その度に傷口はやっぱり抉れていて
結局、完全に治ることはないんだ。
それは時々良くなったり、時々悪化したりで。





Ira

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