鬼のかけら。≫イッマムラ
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2004年08月03日(火)
ナギーに首ったけ!
トクン・・・トクン・・・・
静まれ、私の右心房!

今日は人生の一大事。
だって信じられる?
この私が全校生徒の憧れ、『クロッカス様』こと今林先輩とデートだなんて!
いつも見てるだけだった今林先輩とよ!?
友人のイトウ君には本当感謝!
感謝感謝、感謝でござる!
このデートは彼の有力な情報のおかげだもの☆


嘘〜!あのクロッカス様がアニメ!?
でもこれは他の女ども(メス豚)を出し抜くチャンス!
それで思いきってお声をかけさせていただいたの。
「いまばやしせんぱい、あの・・・」
だけど今林先輩の取り巻きの『黒薔薇会』のお姉様たちに
ことごとく邪魔されちゃって・・・。
「い〜い?まずクロッカス様に声をかけたいなら
私達を通してちょうだい。
なあに?これ、アニメのチケット?
クスッ。オネンネちゃんにはお似合い・・・」
聞くのが面倒だったからわたし、話の途中で

わざと目立つように

彼の前でこけてやったの。


「君、大丈夫か!?」
すぐさまクロッカス様は私に声をかけてくださったわ。
「エヘヘ☆私、ドジだから。お姉様を責めないで下さい。
私、ただこのチケットをお渡ししたかっただけなんです。
だからお姉様は何も悪くないんです。」
口をパクパクさせるお姉様の顔が視界に入ったけれど
そんなことよりも彼の言葉!
嗚呼、私一生忘れないわ!
「このチケット、もしや『蒸気男』じゃないか?
君、アニメに興味があるのかい?」
パンパカパァ〜ン!!!

そんなこんなで今日、デートなわけで・・・。
えへ、緊張しちゃって全然眠れなかったぁ〜☆
映画の途中で寝ちゃったら大変ダゾ!しっかりしなくっちゃ!
この日のために指の腹を使ってシャンプーしてきたんだもの。
それにしても早く着きすぎたゾナモシ〜!
あと3時間45分!がんばるゾイ!

トクン・・・トクン・・・・
トクン・・・トクン・・・・
人ごみの中でも一目でわかるそのお姿。
初めての私服!初めての私服!!!
水兵ルックに白のホットパンツ。
クロッカス様はわたしの前でピタリと止まり
額に手の平を水兵に立てて敬礼なさったの。
「こんち!ハニーレモンパイちゃん☆
今日はデートのリード、ヨロシクだよ!」
そのアルパチーノ張りの声と言ったら!

こうして話してみると、クロッカス様は
私が想像していたよりも気さくな方で、
気がつくと緊張はスッカリとれた私が居たの。
「今日のウンコ、すっごいカチカチだったんですよぉ〜」

映画館に入ったのは良しとして・・・
問題はここからだったのヨネ〜。
憧れの君が隣にいるせいで映画に集中できないよぉ〜〜〜!
周りが静かになればなるほど私の鼓動は早くなるの。
この音、先輩に聞かれませんように!
やっぱり渡辺ミサトのコンサートにしておけばよかったヨォ!
おそるおそる横をみてみると…
なんと先輩ったら、夢の中!
んもう!んもう!んもう!シット!ファック!ビッチ!アスホール!
ドキドキしてた自分がバッカみたい!!
恥ずかしさと怒りで頭に血が上って、私ったら

彼の口にパンフレット

3冊詰めてやったの!


映画館をドーピングした陸上選手並に走り去る私を
先輩、わき腹を押さえながら追いかけてきたの。
それは懺悔の気持ち?それとも怒涛?
「実は俺・・・!昨日寝てなくて・・・!」
!!
私と、同じ理由・・・?
「えへへ、実は私も緊張しちゃって。一睡もしてないんです。」
「ナギー・・・。」
「先輩でも緊張することあるんですね☆」
「はは、『でも』って何だよ『でも』って〜」
「先輩、踊りにいきませんか?」
「いいね、DISCO!!」

わたしたちの物語は始まったばかり。
先輩の寝不足の原因が深夜番組の見すぎだって分かるのは、また別の話。



〜Fin〜


とまあ友達の初デートを文章化してみたわけですが。
時間がなかったのと頭が痒かったのとで
なんかうまくいかなかった。
もっとナギーをトキメキ女の子を仕立て上げるつもりが。
今林先輩(実名。出してしまった)をもっとバンカラに仕立てるつもりが。
漫画家もこんなカンジで漫画書いてんのかなーと思いました。
そういや今日は出来の悪いエロ漫画読んで、
ムカツキますしね。(ほさかなおき)


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