鬼のかけら。≫イッマムラ
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2001年12月03日(月)
ガムシャラに日記を書く。
金曜。ハタさんとサチと遊ぶ。
ハタさんにまた人形を自慢される。
人形は可愛い。たしかに可愛い。
人形に20歳という若さを全てぶつけてる彼女はこう言う。
「彼氏なんか作ったら趣味に没頭でけへんで!!」
これを聞いて少し悲しくなったのは私だけだろうか。
彼女の行く末が少し心配。

土曜。バイト終わりにただひたすら食う。
250gの肉を食う。
ああ、あたしってつくづく肉食。
きっと明日はウンコが硬いに違いない。

日曜。in彼氏ん家。
ひさびさにマッタリしてみる。
しあわせ。
こんな質問をされる。
「俺がある日突然『全部捨てて出て来い』って言うたらついてこれる?」
うちの彼氏はロマン野郎。
なんて熱い。
でもついてく。ずっとついてく。
恋は盲目、まさにこのこと。

月曜。ねことあそぶ。
2時間目はゼミ。
ぜったい遅刻なんてできない。
早めに家でたのになぁー。
なんでこんなことになったんやろなぁー。
道端で猫発見。
こりゃもう撫でるしかないっしょ。
ムツゴロウさんの物真似で近づいてみる。
「ヨーーシヨシヨシヨシ」
ものっそい野太い声で「んなーーーーー」となかれる。
しかも長めに鳴くんですよ。奥さん。
もーう、ふっかふかでプニップニで可愛いのなんのって!!
しばらくしたら猫ニャンが私にもたれてきた。
ダッコを強請ってる。
ああああん。そんな可愛いオネダリ見せられちゃぁなあーー!!
仕方のないやつめー。
ダッコしたまでは良かった。すごい奇異な目で通行人に見られる。
何分そこにいただろうか。猫を持ったまんま。
懐で猫が寝とる。
しばらくしたら緑のコートを着た女の人が走ってきた。
んでものすごい猫について熱く語りだした。
たしか普通のネコはこんなにも懐かないのに、
この猫は犬の生まれ変わりやとか何とか。そんな話やったと思う。
猫よりも私にはこの人間の方が新鮮にみえた。
全く新しいタイプの人間だ。
面白そうなので彼女と一緒に学校に行くことにした。
彼女はすごい。発想が「イルカに乗った少年」を彷彿とさせる凄さ。
そんな彼女の語録。
「わたしね、人間と上手くコミニュケーションが取れなくなったら、
馬に乗るんです。」
「馬の睫毛にマスカラ塗りたい。」
「猫と人間の子供がほしい」
この私が圧されてしまった。
とりあえず犬か猫が欲しいというので、
師範のペットショップを紹介しときました。
毒は毒で制すべし。
彼女なら師範と互角に戦えるだろう。

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