日記
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今日は息子の入学式。今学校の体育館で、式が始まるのを待っているところです。 どういう心境の変化なのか、さっさと真新しい制服に着替えて、なんの躊躇もなく、学校に来ました。 今教室に入っていきました。ほっと一息。 あとでまた報告しにきますね。ではでは。
入学式に無事行ってまいりました。
拍子抜けするほど、あっさりと出かけた息子。カレの中では、中学になったら学校へ行くと決めてあったんですね。親がジタバタしたのが、馬鹿のように思えてきた。なんだかほっとして、力が抜けました。
今夜もさっさと明日の支度を終わらせて、すでに10時すぎには寝てしまいました。どうでしょう?明日は?
5年生の3学期から不登校になり、1年と3ヶ月。途中数えるぐらいしか、学校に行っていなかったのですから、突然完璧を求めても無理なことぐらい、いくらお馬鹿な親でも学びました。のんびりゆっくり、息子の心の糸がぷっつんしないように、上手く声をかけながら、息子の気持ちに寄りそって行きたいと思っています。
でも、入学式に参加して、一番疲れたのは親の私だったかもしれません。しばらく子供のほうばかり見ていたので、すっかり忘れていた、母親同士のモロモロがよみがえってきました。
昔から、母同士の井戸端が苦手で、よほど役員でも一緒にやらないかぎり、お母様方の名前と顔が一致しない私。
入学式の会場では、たくさんのグループがかたまってオシャベリの花が咲いていました。それも式の間もずっと…。記念撮影のため並ぶ時もずっと…。式後の保護者会の間もずっと…。(同席していたほとんどのお父さん方は、たぶん、ちょっとは黙れ!と心の中で叫んだと思われます。)
そして恒例の役員決めのときに、やっと沈黙が訪れました。ちっとも決まらない役員、しゃべりたいのをぐっと堪えて下を向く。はあああ、これを3回も乗り切らなきゃならないのか…。本部の役員の方が、保護者会に来て、司会をしてくださるんですが、たまたま一緒に役員をやった知り合いの方でした。目が合うたびに、指で「×」を出して許してもらいました。ああ、苦しい。
その上、小学校と違い、中学というものは、とても管理が厳しいのですね。先生方が集団で子供たちを見張っている感じ。起立、礼、校歌斉唱など、上級生の子供たちを取り囲むように、先生方がにらみをきかせていて、姿勢を正させたり、脚の開き方を注意したり…。ちょっと息がつまりそう。
日の丸、君が代への忠誠心も、なんだか戦前のような徹底の仕方で、生徒が歌の指揮をするために、壇上に上がるときにも礼をさせるとは…と呆然としました。その上、堅苦しい、原稿を読み上げるような心の通っていない来賓の挨拶が延々とつづく1時間余りの入学式。そのあいだ、親たちとは違って、姿勢をきちんと正したままの中学2、3年生と、四方をとりかこむように立ち番をする先生方に、違和感をおぼえたのは私だけでしょうか?
世間からドロップアウトして、思う存分自由に生活していた我が家の息子。なれない詰襟の制服を着て、かちかちに緊張している姿を見るにつけ、あの空気に折り合いをつけて行けるのか不安になりました。無理しないでいいよ…と思わず声をかけたくなりました。
この中学生生活で、どんな世の中にもうまく距離をとりながら、上手にやりすごせる逞しさを学んでほしいと願っています。そして、学校へ行くことが、我慢しなければならないことではなく、楽しくて楽しくて仕方がないものになるよう、祈らずにはいられません。
さ、今日は、しんどいです。コスプレ・哺乳瓶の剛さんが見られるのですね。楽しみです。
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