日記
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| 2004年03月04日(木) |
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3月ウサギが集団で |
なんじゃい!雪なんてカケラもふらないやん!と朝起きてカーテンあけたとたんにがっかりした私。なんだかさわやかなお天気でした。でもやっぱり気温は低いかな。
夕べは、雪予報もあり、朝早めに起きるために、『しんどい』見ないで寝ちゃいました。どうやらとっても評判よさそうですね。どうなの?かわいかったの?かっこよかったの?つおしくん。ま、ジョンの写真で判断するにばっちい髭つよ&ぷくぷくちゃんらしかったから、あまり期待しないで今晩見ます。
昨日はつよさん新ドラマのプレサイトがオープンしたり、光一さんのジェネジャンが月1放送のニュースがはいったりで、なんだかふんわか良い感じ。こんな感じで毎日良い知らせが入るといいですね。じんわりじんわりと春の気配。我が家のハナミズキの蕾もかなりふくらんできました。
もうすこしすると、沈丁花が咲いて、そして春の花が順番に咲きみだれはじめるのですね。花粉症の方々にとっては、とんでもない季節ですが、やっぱり少しうきうきします。春3月はウカレ月。狂い月。
この季節になると、萩尾望都作『3月ウサギは集団で』という漫画を思い出します。というわけで、夕べはこの作品を読みながら眠りました。
とにかくみんながどこかおかしな学園もの。ふたりの恋をめぐって、学園中がしっちゃかめっちゃかの大騒ぎ。はげ頭の化学の先生のキャラが最高だったな。あの漫画で、私の中では、3月は狂い月。どこか陽気でおかしな人たちがあちこちに出没するイメージが出来上がりました。
あのころの萩尾望都さんの作品は、どこかミュージカルを思わせる軽妙さがありました。『精霊狩り』『赤っ毛のいとこ』『この娘(こ)うります!』『ケーキ!ケーキ!ケーキ!』などなど。登場人物がくるっとまわり、踊り唄い、笑う。漫画という世界でりっぱなミュージカルが上演されていました。
中期の『11人いる!』や『ポーの一族』、『トーマの心臓』などや、後期の『百億の昼と千億の夜』『モザイク・ラセン』などは、もちろん名作ですが、初期のミュージカル風味な作品は、萩尾ワールドに私が最初に引きずり込まれた大切な作品群です。後期のものは、同じ狂気を描いていても、本気で背筋が凍る狂気です。どこか能天気な3月ウサギたちが乱舞するあの世界は、萩尾さん以降、誰も描けてないんじゃないかな。
今となっては、ほとんど絶版のようで、なかなか手に入らないお宝となっています。あまりに読み返しすぎてボロボロになった漫画たち。ああ、保存用に2冊ずつ買っておくべきだった。再販してくれないかなあ。
というわけで、私も3月に突入し、ちょっと3月ウサギ化しはじめました。春ですねえ。仕事がハードになりつつあり、へたすると落ち込みやすいこの季節ですが、3月ウサギの気分で、明るく年度末を乗り切りたいと思います。
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