先日、急きょ会社を休んで田んぼをした。空模様がおかしくなるという情報による。どうも土曜日まで天気が持ちそうにないというのだ。
朝になると回りの田んぼも一斉に撒き出した。集団心理なのかと思ってしまう。自分ひとりだけ取り残されたら不安になるだろう。その後がうまくいけばよいが、この時期を逃したために撒けなくなってしまったら悔やむに悔やまれない。 天気まかせの商売も大変なんだ。ふと昔の人たちはどうしていたのだろうと頭をよぎる。ナマズでもあるまいし、身体が察知するなどありえないが、それでも気温、空の様子など五感を駆使して天気の動きを見て取っていたのだと想像する。
農作物は天候の影響が大きいが、それ以外にもなにかあるようだがよくわからない。その年によって全体的な出来の差も出てくる。米なら作況指数がいくらと数字で公表されるが、他の作物はどうなんだろう。野菜によっても採れる年と採れない年がある。手間ひまかけて管理を厳重にしても、自然の摂理で変わってしまうので、生産者は大変である。即、生活に影響してくるのだから。
我が家のいちじく『ザ・キング』の実が大きくふくれてきた。このいちじくは夏果専用といって、いわゆる夏だけ収穫できる品種である。店では見かけることはないが、風格といい、味といい、まさしく『ザ・キング』といってよい秀逸のいちじくなのである。


ところが問題がある。6月の後半から7月にかけて収穫できるが、雨にやられてしまうのである。このため昨年は、ほとんど収穫できなかった。 ぶどうなんかは温室とか、路地物でもビニールの屋根をかけるとかして雨の影響がないようにしているようだ。ただ、いちじくの木は大きいのでそう簡単にビニールをかけることはできない。温室栽培はすでにあるようだが、これもまともに木を大きくしたのでは家か温室かわからない大きさになってしまう。資料によると水平に伸ばす形にするようだ。
今年こそは雨にやられないようにと願うしかない。
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