太れ!たつのふ

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2002年11月20日(水) 寒空

昨夜もご主人様は帰ってこず
駅の駐輪場で待ちぼうけです

よくあることです
いいかげん馴れそうなものですが そうはいきません
さみしさに包まれてしまいました


朝になって 隣にサル介さんが来たので 愚痴りました


「私は毎日 ご主人様の為に走っているのに。暑い日も寒い日も 朝早くたって 夜遅くたって 一生懸命走っているの。でもどうしてなの。あたしばっかり頑張って、ご主人様は私のためには何もしてくれない。どうしてなの?」


しかし 今日のサル介さんは厳しかった


「ジョルちゃん。そりゃぁ違う。頑張っているのはご主人様に気に入られたいからだろ。だから頑張ってるのは「ご主人様のため」じゃなくて、自分が気に入られるためだ。それに 友情にしたって 恋愛にしたって 相手に見返りを求めるなんてダメだ。損得考えてるようじゃダメだ。そうだろ?」



くやしかったです。くやしかったですけど、何にも言い返せませんでした。





大人になりきれていない自分がいます



寒さがさらに身に凍みます 



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