actual size = amitee

 

 

宮杯の季節 - 2003年11月28日(金)

昨日から、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会が始まっている。
この大会は、中学生の英語弁論大会なのだけれど、「高円宮杯」は「全日本」、つまり地方大会でよい成績を収めた生徒が出場できる大会だ。
この大会はさらに、日本を4つのブロックに分け、ブロックごとの予選で上位に入った生徒計27名が「決勝大会」に出場し、順位を決める。全ての都道府県から、総勢百数十人が出場するからだ。


これを言うと自慢にしか聞こえないので、リアルではほとんど言わないが、わたしは第47回高松宮杯決勝大会の出場者だ。当時の名称は「高松宮杯」で、第50回大会から「高円宮杯」に変わったけれど、47回大会当時はすでに高松宮さまは亡くなっていたので、47回大会にも、高円宮さまがいらっしゃっていた。

大会終了後にはレセプションがある。その座席配置が、ものすごく露骨だ。決勝出場者、中でも入賞者から順番に、宮さまに近い席に座ることになる。
だからということではないけれど、わたしの目標は決勝大会に出場することだった、と言ってよい。

このことは、結果的に、よかったとは言えないようにも思う。
決勝大会に出場することはできたけれど、そこでのスピーチは、全力を出したとは言い難い。全く緊張しなかったのが、いい証拠だ。そして全力を出せなかった理由は、他にもある。


でも、力を出せなかった理由は、やはり完全に、自分のせいだ。たぶんこれまでの人生の中で最も頑張った部類に入ることを、最後の最後で台無しにしたのは、他の誰でもなく、自分が悪い。



宮杯で知り合った友だちの多くが、今はどこでどうしているかわからなくなってしまった。大学受験を越えたあたりから、年賀状のやりとりがなくなったのが大きな理由だ。
でも、世間は狭い。同じ大学に、わたしと同時に県代表として宮杯に出場した友だちがいたり、先輩の友だちが、わたしの宮杯での友だちのことを知っていたりした。(その友だちは九州男児で男子校出身だったので、とても驚いた。)


この大会のことを「宮杯」と呼ぶのは、全国大会出場者と、準備や進行などの実務をするボランティアの大学生集団だけだろう。全国大会だけが「宮杯」だから。


たぶん土曜日も宮杯のことを書くでしょう。


-



 

 

 

 

INDEX
past  will





Not one night
one single day
that I wouldn't give to you
So with all my might
in every way
I'll try to forget to you

Mail Home