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蔵王ハイツ? - 2003年07月22日(火)

あたしの所属講座の教育学系の(ちなみにもう一つは心理学系)3年生と4年生は、9月にそれぞれの論文の中間発表を控えている。まあ3年生のは、論文というよりはレポートなのであるが、それでもこのレポートを提出することで卒論の執筆が随分楽になることを思えば、立派に予行演習としての機能を果たしていると言えよう。
で、今日の話題はその発表会をどこでどういう形式で行なうのか、についてである。

教育学系で使う演習室のドア近くに、その発表会を合宿形式で行なうと掲示されたのは、今月になるかならないかの頃だっただろうか、もう記憶は定かではない。出席者の項目に記された「大学院生」のところには、ご丁寧にもボールペンで下線が引かれていた(こんなことをするのはあの先生以外に考えられない)。そのことを先輩から聞いていたあたしは、合宿がちょうどジャズフェスの前日までという日程だったため、掲示も見ないうちから、いち早く、密かに欠席を決意していた。自分がジャズフェスで演奏できるのであれば、絶対に合宿には行くつもりはない。自分が演奏しないなら、まあ合宿参加を考えてもいいけれど、それでも恐らく欠席を選ぶだろう。あたしの指導教官も「大学院生には強制はしません」と言っ(てくれ)たので、これ幸いと合宿不参加の決定はあたしの中で確定した。

ところが、である。
「大学院生」に下線を引いた(と思われる)先生が、五月蝿いのである。
自分の研究室の院生に参加を促すばかりでなく、あたしにまで、会うと「合宿参加するよね?まさか来ないなんて言わないよね?」。
ええーい、うるさーい!!
チミには関係にゃーい!!
だからアナタが嫌いなんですっ!!

というわけであたしは、(ジャズフェスのことは伏せつつ)最初から参加意思のないこと、合宿形式でなく学校での発表会ならば二日とも参加する意思はあることをその先生に説明したのだが、実はこの「合宿」形式にもっとも拒否反応を示しているのは、当事者である学部生なのである。ある意味当然だ。

そんないきさつで、うちのゼミの後輩が中心になって、先生たちに合宿中止を訴えようとしているが、本日、その第一歩は見事に失敗に終わったようだった。
(ていうか、切り出すタイミングが悪すぎる。協力してくださいって言われてたあたしが話に参加できないタイミングで話を始められても、あたしゃ何もできないっちゅーの。)
しかもわが指導教官は、しっかりと責任逃れという得意技を繰り出したらしく、後輩たちには「窓口は僕じゃないから担当の先生(これが五月蝿い先生だ)に直接言ってください」と返答したらしい。そして最後に少しだけ話を聞いたあたしが、なぜか「君の方からも3年生に連絡を取ってだね、サポートしてやってくださいね」と言われる始末。なんじゃそりゃ。


先生との付き合いはもう3年目になるけれど、先生たちの特性をつかんだうえで自分の言いたいことも言う、つまりうまくやっていくのは想像以上に難しい。
学部生時代から先生たちや先輩たちを見てきた分、どうやって指導教官との距離を保ちながら指導してもらうかということに関してはこれまでなんとかやってきているが、今回のように他の研究室の先生も関わってくるとなるとちょっと大変、というより正直言って面倒だ。
だからというのではないけれど、今回のことに関して、あたしは直接動きたくないのだ。案を求められれば考えは言うし、自分ならこうするだろうとも言ってきた。
けれど当てにはしてほしくない。今回をうまく乗り切れないならば、大学院への進学を希望する場合、ずっと同じような目に遭うと思ってもよいだろう。後輩から当てにされているとは思っていないが、不満を言うだけでなく、どうやって要望を通すかということは、自分でつかんでほしい。


他大学からのマスター入学を含めて、マスターで指導教官の変更を余儀なくされた先輩たちの苦労の何分の一も、あたしは味わってはいない。けれど、それでも、卒業していった先輩を含めて、先輩たちのおかげで、あたしは今なんとかやっていけてるんだと身にしみて感じることがある。他大学のドクター編入は最後の案として、まずはここでうまくやっていく(初めての)例となることが、あたしが後輩たちにできる唯一のことのような気がする。


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INDEX
past  will





Not one night
one single day
that I wouldn't give to you
So with all my might
in every way
I'll try to forget to you

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