憂色透明
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2004年02月27日(金) 山から雪がおちてきた

バイトの昼休み、公園でお昼食べていたら、人が話しかけてきたので、知り合いになった。
仮にKさんとしよう。
Kさんは神経系に障害があって、ずっと人と喋ってなくて、話し相手になってほしい、と率直に言ってきたので、「勇気あるなぁ」とおもった。

私と同じ年頃のとき、急にパーチェット病というのにかかったそうだ。
話すのも歩くのも辛そうだった。
それまでは元気で、東北出身で、スキー検定一級もっていて、スポーツがすきだそうだ。

電話番号おしえてよぉ、というので、
いや、番号はおしえません。
といった。
その代わりにパソコンのメルアドを教えたら、

「山から雪がおちてきた」

という一行だけが、パソコンに送られてきた。
不思議な人だと思った。
しかし、Kさんのはスカイメールで、Eメール機能はなかったので、送信できなかった。

というわけで、Eメールくらいつけろよー、と思い、送信できなかった事だけ伝えに非通知で電話しつつ、しかしどこかホッとしている。

そういう自分を見つめなおす必要があるだろうと思った。
それだけ。















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