憂色透明
憂々とし 夢現 筒抜で ウェア アム アイ 強引

2001年06月17日(日) 団地

おれは今、見知らぬ団地の公園のブランコに座りながらこれを書いている。
夜の「集団住宅」は不思議だった。
何十、何百もの違う「家族」が、薄っぺらい壁を隔ててひしめいて居るのに、厭な静けさが漂う。

何十、何百ものストーリーが1つの建物ん中で生きてるのに、おれには見えない。
そんな静寂。

でもこうして朝になれば、ガキが出てきて訳もなく笑顔を振りまく。
おれは、隣でブランコを漕ぎ出した男の子に、いろいろ考えた後、「おはよう」と言った。
くったくの無い「おはよう」が返ってきた。
きのうは寝れなかった。
この子供は眠れたのだろうか。

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今日は、自分がどれだけ、能々と生きて来たかを実感した。
ただ生きてる事が、どれだけの事を意味し、罪な事なのかを、ちびっとだけ舐めれた。


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