あることないこと
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2004年12月28日(火) 「革命の林檎」

仙台への帰りがけ、新宿でお芝居を観る。
以前お世話になった方の演出で、あまり親しくしておかなかったけど先輩も出演している。

大戦下の日本、若い画家たちの集まっているアパートを舞台にした群像劇。
芸術への弾圧と、自分の才能と、etc…
たくさんのたくさんのことに悩みながら、みな自分の道を戦っていく。そんな話。

終盤、メッセージが分かりやすく提示されてしまい、少し素に戻ってしまったけど、中盤まででも十分たくさんのことを感じれたので悪い感じがしなかった。
しなかったどころか、観終わってパンフ買ってしまった。あと数人にオススメのメールをしてた。
というか中盤のいいシーンの直前で、いいシーンが始まる匂いを感じてもう泣いてしまってた。「セザンヌは林檎で革命を起こしたんだ。」とかいうセリフを聞いて、具体的なエピソードが語られる前に涙が溢れ始めた。
なんなんだ俺?なんなんだチョコボール!?
映画の予告編で泣くよりタチの悪い。涙の価値大暴落。

内容が、金にならずに芝居を続けている今の自分にかぶるところが多く、舞台上の画家と一緒にたくさん考えてしまう。ギュウギュウと締められた。


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