就職説明会のため、大阪は大国町にむかった栗戸。
土地カンがまったくないため、地図を片手に現地の人を捕まえてひたすらききまくる。

訊くにはポイントがある。
当たり前のことだが、会社のあるビルの名前なんて言ってもわかるひとはおそらく少ないであろうから、ビルの近くにあるわかりやすい建物や公園をきいてターゲットに近づいていけばいいのだ。
基本中の基本。
栗戸もそれに従い、ビルの近所にある◎中学校の場所についてとある子供連れのおじさんに尋ねてみた。
おじさんはさわやかに教えてくれた。
栗戸は心の底から礼を言って目的地に向かった。

･･･おっちゃん、これ、中学校じゃなくて、幼稚園だよ･･･。

まだ高校や小学校とまちがえるならわかる気もするが、幼稚園って･･･。
たしかに大きな幼稚園だけど、でも･･･(泣)

思いがけないタイム･ロスに小心者の栗戸はびびりまくったが、現地の情報に詳しいおばちゃんを捕まえることになんとか成功し、説明会開始十分前にたどり着くことができた。
やっぱり時間は余裕を持ったほうがいいよね☆の典型。

しかし、栗戸を襲った悪夢はそれだけではなかった！！(大げさな）
履き慣れないヒールの高い靴を履いたため、右足の小指の爪が薬指に食い込んで傷付け、家に帰ってストッキング脱いだら血まみれになっていたよ！！！
えぐい！えぐいよ！(泣)
爪はちゃんとこまめに切ろうね！！